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『きのう何食べた?』第10話「浮気されちゃったら俺…」叫ぶ内野聖陽と西島秀俊の優しさに胸がギュッとなる

男性カップルの生活を描くよしながふみ先生原作のドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)。

倹約家で几帳面なイケメン弁護士・筧史朗(通称シロさん / 西島秀俊さん)と、人当たりが良くハートがふんわり乙女な美容師・矢吹賢二(通称ケンジ / 内野聖陽さん)という男性カップルの同棲生活あれこれを、ふたりの食事と人々との関わりを軸に描き出します。

第10話では、シロさんの浮気を心配するケンジのヤキモチが爆発! そこにはケンジなりの理由や後悔、過去のできごとが複雑に関係していて……。

「心はふんわり乙女のままだった」

朝、出勤前にシロさんから封書を渡されたケンジは、それが生活保護を受けている父親(内田文吾さん)に関する通知だとシロさんに話します。物心ついたときには浮気をしていて家におらず、数ヶ月に一度家に帰ってきては暴力をふるい、金を奪っていくだけだったという父親。

最後に父親と会ったのは中3だとケンジは続けます。
「でかくなったのは背ばっかりで、心はふんわり乙女のままだったんだけど」
「急に息子が自分越えて男になってビビったんだろうね」

シロさんは「そのとき父親に何か言ったのか?」とたずねますが、ケンジは「覚えていない」と……。

弁護士という職業柄、おそらくシロさんは、こういう“父親像”に縁があるでしょう。シロさんはケンジの話を聞いている間、ずっと厳しい表情をしていました。そういう父親と向き合ってきた家族の大変さを、まざまざと思い描いていたのかもしれません。

「大事な人に絶対に浮気なんかされちゃだめよ」

一方、浮気がバレたと話していたはずの店長(マキタスポーツさん)が、美容室の2Fに妻・レイコ(奥貫薫さん)のためのエステルームを作ると言い出し、驚くケンジ。浮気の罪滅ぼしと言いつつも、なんだかんだ仲良さそうな2人を見てホッとしますが……。

仕事復帰したレイコが、店長の浮気相手を接客していることに緊張が走る美容室。ケンジは店長に「大丈夫なの?」と問い詰めますが、店長は「(まだ浮気相手と)別れてはいない。奥さんは知らないと思う」といい加減な返答……。

最悪の三角関係を心配しつつも、レイコに「夫婦二人三脚のお店になるね」と言葉をかけるケンジですが、レイコは「自信がついたら、態度を変える」とケンジに宣言。そして、意味深にケンジに言うのです。

「ケンちゃん、大事な人に絶対に浮気なんかされちゃだめよ」
「許すなんてそう簡単にできることじゃないんだから」

浮気相手を知っているかどうかは二の次。レイコさんは、決して店長を許しているわけではなかったのです。そのことをはっきりと悟ったケンジは、神妙な面持ちに……。

浮気される側の苦しさを思い知ったようなケンジの表情。もちろん、できれば夫婦の関係を修復してほしいと思っているでしょうけど……。女の立場としては、自分にできることの足がかりを作り、自信をつけようと行動するレイコさんに共感してしまいました。

「シロさんに浮気されちゃったら俺、俺……」

火曜日、小日向さんと3人で飲み会の約束があったシロさんとケンジ。その約束を取り付ける際の電話で、小日向さんと楽しそうに話すシロさんに、ケンジはひそかにやきもちを焼いていました。

仕事から帰宅すると、その日もシロさんと小日向さんが電話で話しているところをケンジは目撃。「自分が火曜日の飲み会にいけなくなったから、シロさんも行かないでほしい」と突然言い出します。

ケンジがシロさんと小日向さんの浮気の可能性を疑っていることに、思わず「いい加減にしろ!」と怒鳴ってしまうシロさん。ですが、ケンジの不安は止まりません。

「だってシロさん小日向さんのことタイプでしょ?」
「絶対に2人っきりで会わないで」
「シロさんに浮気されちゃったら俺、俺……」

あまりに様子のおかしいケンジに、「なあ……どうした?」とたずねるシロさん。するとケンジは、涙ながらに自分が浮気をした過去を打ち明けるのです。

「俺も昔、(中略)恋人傷つけて何もかもぶち壊しちゃったことがあるからなんだよ!

言ってしまってから、激しく後悔するケンジ。泣き叫ぶように「あ~! なんて俺ってバカ!」と自身を責める言葉を並べ立てます。そのケンジの様子が痛々しすぎて、思わず涙してしまう……。

レイコさんの言葉がケンジに深く刺さったのには理由があったんですね。もしシロさんに浮気をされたら……シロさんを許せなくなる自分をケンジは想像したのでしょうか。

やさしく、情に厚いケンジだからこそ、誰かを許せなくなることはきっとおそろしく辛いことでしょう。そうなりたくないと思っただろうし、かつて自身が浮気してしまったことにも強い後悔を抱いているはず……ケンジの叫びが辛いです……。

ゲイである以上、出会いも限られる中で、好みの人に出会ってしまったら……ケンジの言うことは、決して考えすぎでも、間違いでもない。あり得ることだとシロさん自身も感じたからこそ、そんなケンジの気持ちを尊重して飲み会を断ったんですよね。

はっきりと口に出して「嫌ったりしない」と言ったシロさん、とてもかっこよかった。ドラマの初期から考えると意外なほどですが、つまりそれはシロさんがケンジの存在を「大切なパートナー」としてはっきり自覚するようになったってことですよね!

「どんなに関係の深い人でも、許せない人と続けていくのはしんどい」

めったにない2人そろっての土日の休日に、シロさん渾身のブランチを楽しむ2人。その途中、突然ケンジが「思い出した」と父親の話をします。

最後に父親に会った日、「迷惑です」「もう帰ってこないで」と言ったこと。「どんなに関係の深い人でも、許せない人と続けていくのはしんどい」その言葉に静かに同意するシロさん。

食べ終わったあと、ベランダから見える空を見ながらケンジはシロさんに「最高の休日。ホント幸せ、ありがとねシロさん」とお礼を言います。それを聞いたシロさんは、ベランダの外を見たまま「なあケンジ」と語りかけました。

「あのさ……俺もお前にごめんごめんて謝り倒されるより、ありがとうって言ってもらえるほうがずっと嬉しいよ
「だからさ、もう謝んなくていいって」

その言葉を聞いて、改めて「うん。ありがとシロさん」というケンジ。

そうしてシロさんは心の中で、こんなふうに思います。たしかに小日向さんは好みのタイプだったこと。好かれているのではと、一瞬勘違いしたこと。

(ごめんな、ケンジ)

口に出さず心で謝るシロさんの選択を、とても正しいなあと感じる最後のシーン。はっきりと言われたところでケンジの不安が増大するだけですし……。

浮気と呼べるほどのことじゃなかったとしても、シロさん自身がそれをなかったことにはせず、ちゃんとケンジの気持ちを汲んで謝っているのが最高だな、と。お互いがお互いを想う確かさが、回を増して強くなっていることが、こうしたシーンの端々で感じられて嬉しくなっちゃいます。

見守っていてここまで幸せな気持ちになれるカップルって、そうそうないのでは~!

休日ブランチのクレープ

めったにないケンジと一緒の「土日休み」、ブランチとしてシロさんが作ったのは、なんとクレープ! 「いいもん作ってやる!」というセリフでクレープが出てくるとは……。

部屋を掃除している最中に、シロさんが大好きな「三谷まみ」の水着ポスター(しかも30年前のもの)を発見し、ねちねち嫌味モードのケンジですが、シロさんが作っているのが「クレープ」とわかるや否や、ポスターを放り投げ「やだ! おっしゃれ~!」と目を輝かせて手伝いに来るあたり、チョロいけど可愛いぞ(笑)。

そうしてテーブルの上に並んだのは、ツナマヨやハムエッグなどのおかずクレープから、チョコソース、バナナ、はちみつにホイップクリームなどなど。こんなに「いいもん」が食べられるケンジがうらやましい~!

紅茶をいれようか?というケンジに対し「休日だぜ?」と缶ビールを出してくるシロさんも、最高でしたね! ハラハラする美容室の様子や、泣き叫んでしまうケンジなど、胸がギュッとなるシーンも多い10話でしたが、最後に2人の「最高の休日」のご飯風景が観られて幸せでした♪

第11話は4人のクリスマスパーティー!

次回予告では、また実家で何やら怒鳴られているシロさん……ケンジ絡みには間違いなさそうですが、大丈夫でしょうか? クリスマスには、小日向さん、ジルベール航を招いて4人でホームパーティーをするみたい。楽しそう~!

ジルベールの「何このデブ製造機みたいなメニュー!」が気になりまくる第11話は、今夜放送ですっ!

執筆:森本マリ

見逃した方はこちらの配信から!

●テレビ東京オンデマンド:https://www.tv-tokyo.co.jp/douga/f_programs/999000247
●ネットもテレ東:https://video.tv-tokyo.co.jp/kinounanitabeta/

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numan編集部

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