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ヒプノシスマイク|いまさら“聞”けない!? ドラマトラック解説! 世界観&キャラクター相関は?
まずはじめに、この記事では、ドラマトラックのあらすじ等を解説するため、ヒプマイのネタバレが含まれています。
内容や小ネタを知りたくないとお考えの方は、numanとしては残念ですが、戻るか、画面をそっと閉じてください!
INDEX
2018年4月より開幕した2ndシーズン“Battle Season”では、イケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュクの各ディビジョンの威信をかけたテリトリーバトルが始まります。
バトルはトーナメント方式になっており、初戦でイケブクロVSヨコハマ、シブヤVSシンジュクが争い、その勝者となったヨコハマVSシンジュクがファイナルバトルに進出し、さらに最終決戦でシンジュクが優勝を決めました。
このバトルこそ、「Battleカード」を介したファン参加型企画。
その勝負の過程は長くなるため下記にまとめて割愛しますので、よろしければお読みください!
次のページから2ndシーズンのCD(通算で第5~8弾となる計4枚)に収録されているドラマトラックの内容をご紹介していきますよ!
イケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュクの各ディビジョンの威信をかけたテリトリーバトルで優勝を飾ったのはシンジュク、つまり、2018年4月より開幕した2ndシーズン“Battle Season”を制したのはシンジュク! というバトルの結果は何度も言う通りですが、その優勝までの過程は、2018年の4月から12月まで、9ヶ月間に渡る長い戦いでした。
まず、2018年4月に“Battle Season”の開幕が宣言され、1st Battle CDとして、イケブクロVSヨコハマを収録した「Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW」が、2018年5月に発売。
続いて2nd Battle CDとして、シブヤVSシンジュクを収録した「Fling Posse VS 麻天狼」が2018年7月に発売されます。
そして、2018年8月26日に開催された2nd LIVE@シナガワにて、その投票結果が、
イケブクロ:32812票 VS ヨコハマ:32943票
シブヤ:35479票 VS シンジュク:40936票
と発表されます。
そのため、次回Final Battleは、ヨコハマVSシンジュクとなるのが確定し、Final Battle CDとして「MAD TRIGGER CREW VS 麻天狼」が、11月14日に発売されることになります。
ヨコハマVSシンジュクによるFinal Battleが行われる中、3rd LIVE@オダイバが開催されたのが11月17日。
その際に、ヨコハマVSシンジュクによるFinal Battleの結果発表日が、12月12日であることが告知され、同日に新宿アルタのKey studioにて「ヒプノシスマイク第一回韻踏闘技大會~優勝発表會~」が開催。
新宿アルタビジョンでもその様子が同時中継され、詰めかけた多くのファンが見守る中、第一回の優勝ディビジョンがシンジュク・ディビジョン麻天狼に決定したことが明らかになりました。
翌年2019年2月27日(水)に、優勝記念CD/麻天狼「The Champion」がリリースされ、2ndシーズン“Battle Season”は終幕となります。
そして、4月24日に、初のフルアルバム「Enter the Hypnosis Microphone」がリリースされ、5月20日時点で、全9枚のCDがリリースされている状況になります。
ちなみに、5月30日にはコミカライズの「ヒプノシスマイク -Before The Battle- The Dirty Dawg」第1巻が発売され、その限定版特典CDには、山田一郎と碧棺左馬刻による新規楽曲「Nausa de Zuiqu」と、ドラマトラックが収録されています。
また6月25日にも、コミックス2作品の第1巻がそれぞれ発売。
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side B.B & M.T.C」(月刊少年シリウス連載)の限定版特典CDには、山田二郎と山田三郎による新規楽曲「BB’s City」が収録されます。
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- sideF.P & M」(月刊コミックZERO-SUM連載)の限定版特典CDには、伊弉冉一二三と観音坂独歩による新規楽曲「Wrap&Rap ~3分バイブスクッキング~」が収録されます。
Drama Track「Know Your Enemy side B.B VS M.T.C」は、テリトリーバトルの前日、会場となる中王区へ向うイケブクロとヨコハマの両ディビジョンの様子が中心に描かれます。
中王区への許可証を確認するイケブクロの山田一郎、山田二郎、山田三郎の山田三兄弟たち、口争いながら中王区へ出発する碧棺左馬刻と入間銃兎や毒島メイソン理鶯らヨコハマの面々。
会場前では、一郎にシブヤの飴村乱数が絡み、そこに神宮寺寂雷らシンジュクが合流するなど、キャラクター12名全員が入り乱れます。
シンジュクの観音坂独歩が二郎に名刺を渡す、理鶯とシブヤの有栖川帝統が実は知り合いなど、細かな交流が楽しめますが、ここで注目しておくべきポイントが、かつての伝説のチーム“The Dirty Dawg”の存在。
一郎、左馬刻、乱数、寂雷の4人よって結成されていたチームですが、すでに解散。
その理由は明らかにされていないため、会場前で再会を果たしたリーダー4人のいわくありげな様子を、各チームメンバーたちが固唾をのんで見守ります。
「あの時にやったこと」に関して左馬刻に怒りを顕にする一郎、一郎を恩知らずの偽善者と罵る左馬刻。放送禁止用語の“ピー音”さえ飛び交う、イケブクロVSヨコハマのリーダー同士のラップバトルは必聴です。
また、このドラマは、第6弾CD「Fling Posse VS 麻天狼」に収録されているDrama Track [Know Your Enemy Side F.P VS M]と対になっており、同じ出来事、同じタイムラインながらも当事者の視点が異なり、もう一つの視点から語られるため、2つ交わるとお互いの裏側が組み合わさって、ドラマの理解と楽しみが深まります。
ちなみに、内閣総理大臣補佐官及び警視庁警視総監、行政監察局局長という、早口言葉のような勘解由小路無花果(かでのこうじ いちじく)がここで登場。
また、ヒプノシスキャンセラーという謎の単語も、理鶯によって呟かれます。
Drama Track「Louder Than A Bomb」は、テリトリーバトルの前日に、イケブクロの二郎と三郎、ヨコハマの銃兎と理鶯が、ホテルのレストランで鉢合わせするストーリー。
争う気はないとお互い牽制し合いますが、何も起こらないはずがなく、銃兎に対して三郎が激怒。
ヨコハマのオトナの威力とイケブクロの兄弟愛が炸裂するラップバトルが堪能できます。
楽曲はイケブクロのBuster Bros!!! と ヨコハマのMAD TRIGGER CREWによるバトル曲「WAR WAR WAR」、Buster Bros!!!のディビジョン曲「IKEBUKURO WEST GAME PARK」、MAD TRIGGER CREWのディビジョン曲「Yokohama Walker」が収録されています。
▲Drama Track「Know Your Enemy side B.B VS M.T.C」の試聴が可能です。(YouTube公式ページ「Channelヒプノシスマイク」より)
Drama Track [Know Your Enemy Side F.P VS M]は、テリトリーバトルの前日の様子を、飴村乱数・夢野幻太郎・有栖川帝統によるシブヤ・ディビジョン、神宮寺寂雷・伊弉冉一二三・観音坂独歩によるシンジュク・ディビジョンの視点を中心に描かれるドラマです。
イケブクロ、ヨコハマのチームのキャラクター達も登場し、ディビジョンを越えた交流も楽しめますが、ドラマのクライマックスは、仏のような人物と評される寂雷と一見無邪気な乱数という、伝説のチームThe Dirty Dawgの元チームメンバー同士による、正当防衛という名の喧嘩ーーラップバトルです。
寂雷の身長は195cmで、12名のキャラクターの中で最も長身。一方の乱数は155cmで最も小柄な人物。その身長差40cmという激しい格差に気づき、ジャケットを二度見したファンも多いはず。
第5弾CD「Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW」に収録されているDrama Track「Know Your Enemy side B.B VS M.T.C」と対になっているのは、先程の紹介でも述べましたが、それぞれのディビジョン同士の会話が、綺麗に繋がっていく様子がわかるはず。
また、ヨコハマの3人が少し遅れて到着した理由が、さりげなく明らかになっています。
そしてドラマのラストで乱数の携帯電話に入る一本の着信。
その相手は、勘解由小路無花果。
乱数にも彼女にも、何か秘めた計画があるようです。
「Drama Track [Just A Friend]」は、シブヤの幻太郎と帝統、シンジュクの独歩と一二三が、中王区の女性たちに追いかけ回されて大騒動になるストーリーです。
一緒に逃げ回って一息ついたものの、一二三が幻太郎の服装について言及したことで、多少は友好的だった雰囲気は一変。自分のためではなくチームメイトのために怒り始めてヒプノシスマイクを取り出すという、友情に篤いバトルです。
両者のバトル曲「BATTLE BATTLE BATTLE」、シブヤのディビジョン曲「Shibuya Marble Texture -PCCS-」、シンジュクのディビジョン曲「Shinjuku Style~笑わすな~」を収録しています。
▲Drama Track 「Know Your Enemy Side F.P VS M」の試聴が可能です。(YouTube公式ページ「Channelヒプノシスマイク」より)
1st Battle 「Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW」、2nd Battle 「Fling Posse VS 麻天狼」の
勝者となったMAD TRIGGER CREW、麻天狼による最終決戦のバトル曲「DEATH RESPECT」と、各ディビジョン曲remix4曲が収録されています。
こちらのCDにだけ、ドラマトラックは収録されていません。
Drama Track「Me Against The World」は、テリトリーバトルの最終決戦(第一回韻踏闘技大會)の翌日、一夜明けて各ディビジョンのメンバーがホテルをチェックアウトするまでの話が描かれています。
優勝チームのシンジュクでは、寂雷を中心に賞金1億円の分配やその使い道の相談を、決勝で惜しくも敗れたヨコハマでは、左馬刻が銃兎と理鶯にコーヒーを淹れるなど、バトルのあとの平和な一時が描かれます。
一郎と左馬刻がお互いをシスコン野郎、ブラコン野郎と罵り合うコミカルな対決、夢野幻太郎による飴村乱数の激似のモノマネは何気に必聴ですので聴き逃しなく!
ただ一人寂雷だけが、決勝戦バトルの関係者席にいた人物たちが気になり、一郎と左馬刻をロビーに内々に呼び出します。
寂雷が見かけた人物は、白膠木簓(ぬるで ささら)と、波羅夷空即(はらい くうこう)といった、昔馴染みの男たち。
二人は左馬刻と一郎が、それぞれ過去に一緒にチームを組んでいた時の曰く付きのメンバーで、コミカライズ『ヒプノシスマイク -Before The Battle- The Dirty Dawg』に登場しています。
不穏な空気を読み取った寂雷は、中王区の思惑と、かつては仲間だった飴村乱数の動向にも警戒するよう、一郎と左馬刻に喚起するのでした。
Drama Track『証言』は、一郎、左馬刻、寂雷、乱数の4人による伝説のチームThe Dirty Dawgの、過去を紐解く物語です。もちろん4人のラップパートも収録。
シンジュク・ディビジョン優勝祝賀会(という家呑み)の際に、The Dirty Dawgは昔から仲が悪かったのかと一二三に問われて、寂雷が当時を回想する形で物語はスタートします。
語られる主軸は、帳残星(とばり ざんせい/CV:大塚明夫)、帳残閻(とばり ざんえん/CV:中尾隆聖)という帷兄弟とThe Dirty Dawgのバトルの顛末なのですが、当時のThe Dirty Dawgの仲の良さや信頼関係の厚さに、驚きを隠せないドラマになっています。
乱数が寂雷の長髪を “三つ編み”に結んだり、一郎が左馬刻にきちんと敬語を使って話していたり、仲間とは助け合うものという信念を持ち、連携ラップも抜群の4人。
一緒にやっている時は仲が良かったという寂雷の述懐の通りの様子が際立つだけに、何が原因で彼らの人間関係が最悪の状態に陥ってしまったのか、興味を掻き立てられてしまうはず。
また、同時収録されている「T.D.D LEGEND」は、そのThe Dirty Dawgの楽曲。CDのバックカバーでは、1つのソファーに微笑みながら腰かける4人が描かれています。
▲Drama Track「Me Against The World」の試聴はこちらから!(YouTube公式ページ「Channelヒプノシスマイク」より)
4月24日に発売された初のフルアルバム「Enter the Hypnosis Microphone」の初回限定Drama Track盤には、「Fight For Your Right」、「Somebody Gotta Do It」、「We Just Wanna Party with You」、「29歳のリアル」という、各ディビジョンの4つのストーリーに加え、54分にも及ぶ長編ドラマ「Don’t Play No Game That I Can’t Win」が、収録されています。
これまでのCDに収録されたストーリーを踏まえて、ぜひ最新のドラマトラックを楽しんでみてください!
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