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誰もがまず気になる"モビルスーツ戦闘"の演出方法は、役者が乗っている高さ2m以上に及ぶコックピット(ガンダムの操縦席)を模したシートが、アンサンブルたちの手によって縦横無尽に駆け巡るという手法をとっています。
このコックピット同士が衝突するような挑戦的な演出と、時に嘆き叫び、時に怒り吠えるキャストたちの感情溢れる演技によって、ステージは紛れもない“戦場”となるのです!!
またさらに注目すべき演出は、ビームサーベルの登場。
主人公の刹那・F・セイエイ(橋本祥平さん)と、ガンダムに執着するユニオン軍のグラハム・エーカー(前山剛久さん)の戦闘シーンでは、グラハムの愛機"フラッグ"で追い詰められた刹那が、ビームサーベルを抜刀し、切りかかります!
その瞬間、光るビームサーベルと同じ色の照明が舞台上を鋭く横切り、観ている観客席も思わず「おおっ!」と声を上げそうになる大迫力です。
アニメでは、モビルスーツに乗っている時のキャラクターたちはヘルメットをかぶっており、さらにモニター越しに戦っているのでその表情はカットインの演出になりがちです。しかし、実際に俳優同士が刃を交え、その表情がよく見えるという舞台ならではの演出になったことで、刹那VSグラハムは勿論、因縁のある相手同士の戦闘が、一層熱く表現されています。
特に印象的だったのは、アレルヤ・ハプティズム(鮎川太陽さん)とソーマ・ピーリス(希代彩さん)の"超兵"対決!
人為的に能力を高められた、いわゆる強化人間同士の戦いです。普段は大人しいアレルヤですが、別人格のハレルヤに意識をもっていかれ、戦闘も口調も荒々しいものに。
「てめぇも俺と同じだろ? 脳も身体もあちこちいじくりまわされた化け物だよなぁ!?」とコックピットから乗り出しピーリスの胸倉をつかむハレルヤ。負けじと睨み返すピーリスの鋭い瞳にも痺れるものがあります。
やはり『ガンダム00』で名言といえば、ガンダムに対してセンチメンタリズムな運命を感じている乙女座の男・グラハム・エーカーなしには語れません。優秀なパイロットではあるグラハムは、ガンダムに対して性能では劣る愛機"フラッグ"にて、ガンダムに打ち勝つことに執着します。
中でもやはり印象的だったのは、ロックオン・ストラトス(伊万里有さん)が操縦するガンダムデュナメスを追い詰めながらの「抱きしめたいな、ガンダム!」 ! しかも舞台ではコックピットを物理的に掴むのです(笑)。
また、A.E.U.のエース、パトリック・コーラサワー(瀬戸祐介さん)は登場するなり、カティ・マネキン(平湯樹里さん)大佐に不遜な態度を注意され、ビンタされます! 「2度もぶった!」と初代のガンダムを思い出させる名言を発するコーラサワーですが、これ以降、彼はマネキン大佐にぞっこんになってしまうのでした。
子供のころに、アリー・アル・サーシェス(窪寺昭さん)の洗脳により、自らの両親までも殺し、少年兵に仕立て上げられた刹那は、誰とも慣れ合えません。
同じガンダムマイスターのロックオンは、4人の兄貴分のような存在。刹那に自然と接していくうちに、彼らとの距離も縮まっていきます。
しかし、刹那は過去に、ロックオンの家族の生死に関わる戦闘に参加していたのでした。その事実を知り、苛まれる刹那。仇とも言える存在が目の前にいることを知ったロックオンもまた、苦悩します。
アレルヤは、別人格ハレルヤの凶暴さが己の本質なのではないかと悩み恐れます。
最も理知的にみえるティエリアさえ、量子コンピュータ“ヴェーダ”の指示に依存し、ヴェーダなしには自分の指針が決められません。
一流の戦士でありながらも、人間としてはそれぞれが未熟な部分を残すガンダムマイスターたち。
そんな彼らが、サーシェスの非道なやり口、暗躍するリボンズ・アルマーク(赤澤燈さん)を前に、仲間として互いを認め、共闘する過程も本作の大きな見どころといえるでしょう。
舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』は大千穐楽の大阪公演のライブビューイングが決定しています! こちらもぜひお見逃しなく!
■DATA
舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』 | |
---|---|
日時・会場 | 【東京公演】 2019年2月15日(金)~2月18日(月) 日本青年館ホール 【大阪公演】 |
キャスト | 刹那・F・セイエイ:橋本祥平 ロックオン・ストラトス:伊万里 有 アレルヤ・ハプティズム:鮎川太陽 ティエリア・アーデ:永田聖一朗 グラハム・エーカー:前山剛久 リボンズ・アルマーク:赤澤 燈 |
原作 | 『機動戦士ガンダム00』(『機動戦士ガンダム』シリーズより) |
脚本・演出 | 松崎史也 |
監修 | 水島精二 |
公式サイト | http://www.gundam00.net/stage/ |
公式Twitter | @stage_g00 |
企画 | サンライズ |
主催 | バンダムライブエンタテインメント実行委員会 |
制作 | Office ENDLESS バンダイナムコライブクリエイティブ |
Copyright | ©創通・サンライズ |
そんな終わりのない戦いの世界で、「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織が現れる。モビルスーツ「ガンダム」を所有する彼らの名は、ソレスタルビーイング。
ガンダムによる全戦争行為への武力介入がはじまる。
Blu-ray
品番:BCXE-1443/価格:8,800円(税抜)/260分予定(本編ディスク:約140分、特典ディスク:約120分)
本編ディスク:リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9<1080i High Definition>
特典ディスク:リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9<1080i High Definition>
DVD
品番:BCBE-4950/価格:7,800円(税抜)/260分予定(本編ディスク:約140分、特典ディスク:約120分)
本編ディスク:ドルビーデジタル(ステレオ)/片面2層/16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ
特典ディスク:ドルビーデジタル(ステレオ)/片面2層/16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ
Blu-ray&DVD共通特典
■特典ディスク(メイキング映像)
■ブックレット(16P予定)
■PV&CM
※収録内容、特典、仕様等は予告なく変更になる場合がございます。
発売・販売元:バンダイナムコアーツ
公式HP:http://www.gundam00.net/stage/
公式Twitter:@stage_g00
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