Netflixで90年代ジャンプを代表する名作
『幽☆遊☆白書』の実写ドラマ化が決まり、キャストも発表されて、さまざまな話題を呼んでいます。
なかでも、一番人気キャラの飛影を演じるのが、これまで実写化作品に多数出演してきた本郷奏多さんと発表され、「本郷奏多なら信頼できる」「年齢は違うけど、それでも本郷奏多以外に他誰がいるのかと考えたらいない気する」と反響を呼んでいました。
『本郷奏多写真集 KANATA HONGO 2016』(ぴあ)
via 『本郷奏多写真集 KANATA HONGO 2016』(ぴあ)
本郷さんは自身も大のマンガ好きで、インタビュー等でも「原作ファンの『共通認識』を理解して演じたい」「原作を忠実に再現することが最善の方法」との認識を持って、実写化作品に出演していることを明かしており、
原作ファンもお墨付きの名演も多数見せてきました。
今回はそんな本郷さんが演じた2次元キャラを振り返ります。
今回紹介する作品のなかで、いちばん実写化が難しい(試合シーンのせいで)気もする
『テニスの王子様』で、撮影時実際に中学生だった本郷さんは主人公の
越前リョーマ役を演じました。
原作通りの生意気な雰囲気と美少年ぶり、おまけに周りの俳優が「ミュージカル・テニスの王子様」のキャストがそのまま演じており、周りとの「身長差」もしっかり再現しています。
DVD『実写映画 テニスの王子様』
via DVD『実写映画 テニスの王子様』
非現実的な美形ぶりと、冷酷さも兼ね備えたカリスマ感を出す演技力はこの時から抜群で、SNSでも「本郷奏多の見下し系イケメンぶりは無敵」と言われるほどのクールキャラ路線はこの時から決まっていたと言えるでしょう。
『アカギ』赤木しげる役
福本伸行先生の独特な絵柄からすると、本来は似ていないはずの本郷さんですが、BSスカパー!オリジナル連続ドラマ
『アカギ』では2シーズンにわたって主人公・
赤木しげるを好演。
原作ファンからも支持を集めました。こちらもやはり、本郷さんの不敵な笑みがハマっています。
5回も髪の毛をブリーチするほどの気合の入った役作りを見せた本郷さんは、シーズン1では、血液を賭けた「鷲巣麻雀」で戦う宿敵・鷲巣役の大ベテラン・津川雅彦さんとの白熱の演技合戦を繰り広げ、シーズン2の「竜崎・矢木編/市川編」では中学生時代の赤木まで演じています。
DVD『アカギ』
via DVD『アカギ』
当時27歳の本郷さんの違和感がなさすぎる「13歳」の赤木は話題を呼び、「大人バージョンも少年バージョンも本郷奏多以外考えられない」と、これまたハマり役となりました。
『鋼の錬金術師』エンヴィー役
大人気マンガの実写版『鋼の錬金術師』は、さまざまな反応を呼びながらも2022年に堂々の完結を迎えました。そのなかで、キャラの再現度という点でやはり話題を呼んだのが、本郷さんが演じた敵のホムンクルスのひとり・七つの大罪の“嫉妬”を司るエンヴィーです。
DVD『鋼の錬金術師』
via DVD『鋼の錬金術師』
髪型も体型も原作通りで、もはや名人芸に近い「性格の悪い笑み」はまさしくエンヴィーそのもの。
その「嫉妬心」を見破られた時の悲しみまで表現した演技も見せ、ただの悪役に収まらない深みを見せました。
『NANA2』シン(岡崎真一)役
矢沢あい先生の大人気少女マンガ『NANA』の実写第2弾では、出演者のスケジュールの都合でキャストの変更が何人か行われました。そのなかで、本郷さんは1作目の松山ケンイチさんに代わって、人気キャラの美少年・岡崎真一(シン)を演じています。
DVD『NANA 2 スタンダード・エディション』
via DVD『NANA 2 スタンダード・エディション』
中性的かつ大人っぽさと子供っぽさ両方を兼ね備えた本郷さんの存在感は抜群で、練習を積み重ねてベーシストとしての説得力ある腕前も披露しています。
原作ファンからは矢沢先生の線の細さ、奇麗さまで実写化していると絶賛されてました。
『キングダム』成蟜役
続編も大ヒット中で、近年最も成功した実写版のひとつと言える『キングダム』のなかで、原作者の原泰久先生が「原作を超えてきた」と絶賛したのが、反乱を起こす王弟・成蟜役の本郷さんの演技です。
原作に比べると顔が美形すぎるはずなのですが、不敵な笑みはもちろん、玉座に座っている時の体の傾け方、首の角度まで完全再現。敗北時の狼狽と醜態ぶりまでこちらも原作から飛び出して、生身の小者悪役として実体化されたかのような名演を見せています。
『キングダム ブルーレイ&DVDセット』
via 『キングダム ブルーレイ&DVDセット』
悪党とはいえ正統な王族の血を引いているキャラでもあり、ある程度の品位と色気も兼ね備えているというバランスは本郷さんにしか演じられなかったのではないでしょうか。制作が確実視されている実写版『キングダム3』では、嬴政と呂不韋の王宮内での覇権争いがメインになりそうです。
そうなると、原作通りにいけば、成蟜は今度は味方としてイケメンすぎる活躍を見せる予定。今度は本郷さんが頼れるツンデレ冷酷イケメンぶりを見せると考えると、今からワクワクが止まりません。
本郷さんはプライベートでもほとんど外に出ず、マンガやゲームを楽しむインドア派、さらに30前半とは思えない年齢不詳&フェミニンな魅力を持っていて、日本の俳優のなかではいちばん「2次元」に近い俳優とも言えます。これからも彼が演じる実写キャラから目が離せません。
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