舞台『RE:VOLVER』ゲネプロレポート――荒っぽい植田圭輔、笑いを封印した磯貝龍虎、感情を殺した安西慎太郎の魅力に迫る

舞台『RE:VOLVER』ゲネプロレポート――荒っぽい植田圭輔、笑いを封印した磯貝龍虎、感情を殺した安西慎太郎の魅力に迫る

植田圭輔さん、橋本祥平さんら2.5次元舞台で人気の俳優陣が集った舞台『RE:VOLVER』。演出家・吉谷光太郎さんの5年ぶりのオリジナル作品としても話題です。2018年10月18日(木)~22日(月)までの東京公演を終え、いよいよ10月27日(土)より大阪公演が始まります。こちらの記事では本作の見どころを、物語の中心を担う3人の登場人物にスポットを当てながらご紹介します。

<<あらすじ(舞台公式サイトより)>>
巨大な「城塞」に囲まれた都市『霞宮(カミヤ)』。そこはかつて外国船でやってきた海賊の英雄に与えられた都市国家。

しかし帝国への独立戦争の敗北によって、その後市民たちは戦犯扱いとなり、城塞都市はさながら高い壁の監獄と化した。貧民街に暮らす少年、聖木(スズキ)(植田圭輔さん)は、日々盗みをしながら生きてきた。ある時、通りがかった男から盗んだバッグの中に、城塞の設計図を見つける。聖木は兄と慕う阿羅来(アラキ)(安西慎太郎さん)、親友の伊透(イトウ)(橋本祥平さん)らと共に『都市海賊』を名乗り、都市からの脱出を試みる。

しかし、少年たちの夢はもろくも崩れ去り、その後バラバラに生きていくことになる。時は過ぎ、聖木は盗賊として生きていた。ある時、聖木は刑事となったかつての仲間、伊透と対峙する。帝国軍と革命軍の戦いが始まろうとする中、城塞に囲まれたその都市で、彼らは再び集まり少年時代の夢に向かい始める。

城塞都市としての閉塞感がノワールな世界観を色濃くする本作。
演出・脚本の吉谷光太郎さん5年振りのオリジナル作品として注目を集めていますが、その理由のひとつが、予め演じる俳優を決めて脚本を書く"あて書き"によってキャスティングされたキャストたちです。

植田圭輔さん、安西慎太郎さんをはじめ、これまで見たことがなかった一面を見られたキャストも多く、「この役者さん、こんな一面があったんだ!」「そうそう、この人のこういうお芝居が観てみたかった!」という発見や感動がある舞台になっています。

このゲネプロレポートでは、物語の中心を担う3人の登場キャラクターにスポットを当てて、この舞台の魅力をご紹介します。
まずは、主演・聖木役の植田圭輔さんから!

"あて書き"によって発揮された役者・植田圭輔の魅力

植田圭輔さん(聖木役)

かつて外国船でやってきた海賊の英雄に与えられた都市国家、"霞宮(カミヤ)"。
その英雄の末裔が植田圭輔さん演じる聖木(スズキ)です。
そんな血筋ながら、監獄と化した今の"霞宮"では何の栄光も得ることもなく、彼は誰からも必要とされずに生きていました。  

舞台『RE:VOLVER』

都市海賊メンバー

そんな少年期を過ごすうちに、彼に出来た仲間が"都市海賊"の4人。  
ある日、聖木が"霞宮"の設計図を見つけたことを契機に、聖木、阿羅来(安西慎太郎さん)伊透(橋本祥平さん)玄汰(山田ジェームス武さん)壬浦(櫻井圭登さん)の5人は城壁からの脱出を目指して、"都市海賊"というレジスタンスチームを立ち上げるのです。  

しかし、脱出計画は失敗。

この舞台は、阿羅来が銃で撃たれるショッキングなシーンから幕を開けます。

植田圭輔さんといえば、身長163cm、2.5次元舞台ではミュージカル『王室教師ハイネ -THE MUSICAL -』ハイネ役などかわいらしい容姿のキャラクターを演じられることも多く、"少年らしさ"のイメージが強い役者さんと思われています。
阿羅来を兄のように慕い、仲間とじゃれあう少年期の聖木は、そんな植田さんのイメージと近いかもしれません。

しかし荒っぽく、口の悪い盗賊の聖木は、今まで2.5次元で観た植田さんのイメージとはまた違った一面を感じさせます。
また、劇中では回想シーンも多く、少年期と青年期の両方を演じるわける"都市海賊"メンバーの姿も見どころです。  
植田さんも、青年期のシーンではジャケットを羽織って演技しており、見た目の違いはそこだけなのですが、不思議と"少年"に見えない演技に驚かされます。

左:植田圭輔さん(聖木役)、右:橋本祥平さん(伊透役)

青年期のシーン、盗賊として生きていた聖木のもとに、刑事になったかつての仲間、伊透がやってくる場面では、激しい殺陣を繰り広げながらお互いの想いをぶつけます。
感情的で奔放な聖木に対して、冷静沈着な伊透が対照的です。

「1秒1秒が本気の現場でした。」と語った植田さん。信頼できる役者同士だからこそ、伊透や阿羅来、全ての人物に対して、聖木として、その時に抱いた生の感情を全身全霊でぶつけられているように感じました。

"笑いを封印"された磯貝龍虎の本気

本作はそれぞれに正義があり、誰かを敵だ、悪者だ、という表現をするのが非常にためらわれる作品ではありますが、主演の植田さん演じる聖木側に肩入れをするのであれば、いわゆる"悪"サイドにいる人間たちが、また非常に魅力的でした。

特に話題になっていたのが、鷹城役の磯貝龍虎さん

左:磯貝龍虎さん(鷹城役)、右:植田圭輔さん(聖木役)

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イケメン編集部の日常コメディーマンガ「毎日が沼!」隔週金曜更新

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