納谷健、財木琢磨、杉江大志出演『DIVE!!』The STAGE!!　記者会見レポート！

『DIVE!!』は、水泳の飛び込み競技を題材しにした森絵都さん原作のスポーツ小説。これまでに映画化、アニメ化などで人気を博した作品です。

この日の会見には、主人公・坂井知季を演じる納谷健さんをはじめ、富士谷要一役の牧島輝さん、沖津飛沫役の財木琢磨さん、大広陵役の杉江大志さん、丸山レイジ役の高橋健介さん、山田篤彦役の安達勇人さん、松野清孝役の瀬戸祐介さん、辻利彦役の西野太盛さんと、演出・脚本を担当する伊勢直弘さんが登壇。キャストの8人は水着姿に上はジャージというそれぞれの演じる役の衣装で登場。稽古の真っ最中というメンバーは本番に向けての思い、意気込みなどを語りました。

牧島さんは、「選手たちがたくさん悩みながら、葛藤しながら競技に向き合っていく姿、そして、約1.4秒の飛び込みにかけるそれぞれの思いを見せていけたらと思います」と語り、財木さんは、「“飛沫”という名前の通り、大きな飛沫を上げてダイナミックな演技をする迫力のあるキャラクターです。迫力のある沖津飛沫を演じていきたいなと思っています」と役柄についてコメント、杉江さんは、「この作品の魅力を余すことなくお伝えできるように演出の伊勢さん、主演の（納谷）健を筆頭に一丸となって稽古に励んでおります。とても良いものが仕上がっていると感じています。原作を知っている方はもちろん、知らない方も一度、足を運んでいただけたら嬉しく思います」と現場のやる気、集中力が伝わってくるメッセージをおくりました。

また、高橋さんは、「衣装が水着ということもあり、脱ぐシーンもたくさんあると思うので、稽古前にシックスパットを買いました。シックスパットとともに稽古期間頑張っていきますので、皆さま最後まで応援よろしくお願いします」と思わぬ角度からのコメント。安達さんは、「今回、一人一人のキャラクターが立っているんですが、僕の役はピンキー山田ということで（と、ピンクの水着をカメラアピールし、場内にはシャッター音）。ありがとうございます（笑）。茨城スピリッツ所属ということで、共通点を感じています」と茨城出身の安達さんならではのコメント。

瀬戸さんは、「飛び込みに青春をかけた男たちの話なので、リアルに青春時代を過ごしている方はもちろん、大人の方にも“あ、俺もこんな青春時代だったな”、“こんな青春時代を過ごせたらよかったな”と思ってもらえるような作品にしたいと思います！」と語り、西野さんは、「人間模様が繊細に描かれている素敵な作品です。僕もライバルダイバーという立ち位置で熱く精いっぱい頑張りたいと思っています」と力強く思いを届けました。

また、演出の伊勢さんからは「高飛び込みを題材にしていますが、若者たちの青春群像劇として、誰もが経験してきたような青春の思いを彼らがリアルに演じてくれるところが見どころだと思います」とコメント。演劇でどうやって飛び込みを表現するのか、ということについては、「舞台でしかできない、彼らにしかできない、もう一つの『DIVE!!』というものを届けたい」と本番への期待感を高めてくれるコメントを残してくれました。

すると、「僕はひたすら体感トレーニングを人力でやってます」と答えたのは、西野さん。しかし、「体幹って即効性のあるものじゃないから」という高橋さんのツッコミが入り、笑いが起こる一幕も。また、安達さんは、「農作業をやると筋肉に効くと聞いて、地元茨城での仕事の時に農作業を頑張ってるんですが、まだ効果が出てないんです（苦笑）」というエピソードを披露。さらに、瀬戸さんは、「みんな食事制限もしているので、気軽に食事に誘いづらいんです。だから千秋楽（後）に、みんなで食事に行きたいですね」とコメントをして、周りも大きく同意。今から楽しみにしている様子でした。  

会見の締めくくりには、納谷さんが「本当に面白い作品です。ぜひ、お友達だったり、ご家族だったりと一緒に来ていただきたいです。たくさん元気と勇気を与えられるものになっていると思います。劇場でお待ちしています！」とメッセージをおくり、終了。それぞれの個性とキャストの仲の良さ、さらに稽古場での充実感も伝わってくる会見となりました。