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熟練のキャスト陣、会場を盛り上げる要素も忘れません。「ゆっくりくつろいでください。」と優しく微笑む田中秀幸さん、「今日はダンディに決めたいと思います。」とスマートに挨拶するエルンスト役の森川智之さんや、「今日という日に酔いしれましょう。」と挨拶まで渋くてカッコいいヴィクトール役の立木文彦さんら『アンジェリーク』キャスト達に対し、「今日はダンディに決めますよ……ゲッツ!」とオチをつけてしまう橘友雅役の井上和彦さん、「今日はよろしくお願いしますお嬢ちゃ……神子。」とオスカーの真似をしてみせるアクラム役の置鮎龍太郎さんと、『遙かなる時空の中で』の2人は会場の笑いを誘います。
7名のキャストが並んだステージは、まさに圧巻。こんなにベテランが揃った乙女ゲームのイベントがかつてあっただろうか――!?
オープニング後、ステージに残ったのがジュリアス役の速水奨さん、オスカー役の堀内賢雄さんだと分かると会場からはイントロ前から早くも悲鳴が。1曲目は「The Knights in The Light ~騎士道~」、間奏で言葉を交わさず、一瞥してすれ違うだけのワンシーンに、お互いへの信頼が感じられました。
2曲目はクラヴィス(田中秀幸さん)の「夜の少し手前で」。薄紫のペンライトの海が、優しく包み込むような歌声に非常にマッチしていました。3曲目はアップテンポな「忘却へのオマージュ」。森川智之さんは時折、眼鏡をくいっと上げてエルンストらしいパフォーマンスを見せてくれました。4曲目はヴィクトール(立木文彦さん)で「約束」。歌い終わり、なんと自ら歌声をフェードアウトしていき、歌いながらステージをはける、という斬新な立木さんに会場からは思わず笑いと拍手が起こりました。
前半のライヴコーナーを締めてくれたのは、『遙かなる時空の中で2』より翡翠(井上和彦さん)とアクラム(置鮎龍太郎さん)のデュエットで「月光の蜘蛛糸 素肌の海賊船」。お互いがお互いに負けられない! とばかりに、間奏では投げキッスやジャケットプレイ合戦をしたりと何だかんだ仲良く会場を盛り上げました。
謎のBar“LOVE QUESTION”に導かれたジュリアス達と、友雅、アクラム。敵対関係にある友雅とアクラムは一触即発ですが、今日は一時休戦でいこう、とヴィクトールがなだめます。“炎の守護聖特製・ファイヤーカクテル”が振る舞われると同時に、MCのオスカーの質問に答えないとこの空間からは出られないということが判明。アクラムはしぶしぶ……といった態度ですが、オスカーの質問に答えながら心の奥底にある本音を引き出される“LOVE QUESTION”が始まります。
もう1問は「帰っていく彼女を引きとめる一言」を実践で! とのこと。離したくないとストレートなジュリアス、控えめなようで情熱的なクラヴィス、素直でいじらしいエルンスト、不器用に本音を伝えてくれるヴィクトール、エルンストが照れてしまうほどアダルトな誘い文句を披露する友雅。そしてアクラムは、引きとめはせず、時が来れば2度と離さない、と宣言し、「物騒……」「愛が重い」などと評されるのでした。
散々な評価に文句を言うアクラムでしたが、突如その場から消えてしまいます。どうやら“彼らをこの空間に導いた人物”が満足したので、それぞれ元いた世界に帰されるとのこと。各々の世界に帰る6人を見送ったMCのオスカーは最後に、「さぁ、お手をどうぞ、欲張りなお姫さま方」と、彼らを導いた張本人である“お嬢ちゃん”、そして“神子”に話しかけるのでした。
トップバッターは速水さん。お題は“彼氏と別れ1人で寂しく過ごす彼女を慰めつつ口説く”というシチュエーションで決め台詞は「僕と新しい恋を始めてみない?」。すると速水さんは彼女役に立木さんを指名!? 客席からは爆笑とどよめきが起こります。途中まではダンディな声でモノローグを演じていた速水さんですが、話しかけられた立木さんがつい「は……ハヤ子! 久しぶり!」と返してしまい、そこからは何故か女性同士の会話が繰り広げられます(笑)。最後は決め台詞はどこへやら「彼氏と別れた? じゃあ一緒にかき氷でも食べに行こう♪」と終幕。「いやいやこういうコーナーじゃないでしょ!?」とつっこまれ、反面教師にしてくれ……と反省する速水さんでした。
続いてはダジャレが大好きな田中さん。お題は“花屋で彼女へのプレゼントを探す”というもので決め台詞は「この花のように綺麗な人なんです」。すると、今度は花屋役に井上さんが立候補し、助手として置鮎さんを指名します。テンションの高い店員に振り回されつつ、アネモネを選んだ田中さんは「この花のように綺麗な人なんです……“姉もね”」と期待に全力で答えるのでした(笑)。
最後は置鮎さんです。お題は“オフィスで、ミスをしてしまった部下を慰める”というもので、決め台詞は「君には期待しているよ」と言いながら“頭をポン”。強制的に堀内さんが相手役にされますが、貫禄がありすぎるということで内股で歩く練習をさせられることに(笑)。契約ミスをやらかしたという“賢子”を慰める“龍部長”。グイグイくる“賢子”に「やっぱりアナタが好き!」と告白されると「期待しているよ」と頭をポン。ステージ上の絵面はすごいことになっていますが、置鮎さん、いい声でした。
というわけで、もしかしたら公式の意図とは違う方向性で!? 盛り上がったバラエティコーナーとなりました。
1曲目はジュリアスとクラヴィスのデュエット曲「誕生」で、余計な飾りはなくしっとり歌いあげられます。オスカーの「愛としか呼べない」は歌謡曲調、仁王立ちで歌う堀内さん、渋いです……! 3曲目は『遙かなる時空の中で4』ナーサティヤ(置鮎龍太郎さん)で「砂塵の城に立つ」。今までのアクラムとは全く違う、切なる想いを歌に込めます。続いて『遙かなる時空の中で』橘友雅の「白檀・遊戯」は、雅なイントロから始まり、妖艶な雰囲気。
そして最後の1曲は、今回のイベント限定CD「ネオロマンス♥ダンディズム ~エルンスト&ヴィクトールからあなたへ~」に収録された新曲で「夢の足音」。エルンストとヴィクトールのデュエット曲「夢のありか」から20年を記念して作られたこの楽曲は、20年前と変わらず作詞を森由里子さん、作曲は飯塚昌明さんが担当。ミドルテンポではあるものの、イベントでも謳われているとおり“情熱的”な楽曲でした。
最後はキャストが揃ってご挨拶。この日は台風が来ていたということで、キャスト陣からはお客様方の帰路を気遣うコメントが多く見られました。そんな中でも立木さんは「こんな(天候の)日に来てくれるお客様は愛以上の何物でもない……愛人です」と発言し、周りからはオイオイとツッコミが入ります(笑)。また、堀内さんからは、立木さん、森川さんと3人で大阪に行った『アンジェリーク』の思い出が語られたりと、作品の歴史を感じられるコメントもありました。
最後に締めの挨拶をした速水さんからは「童心にかえったようにはしゃぐことができるイベントで……これが“ダンディズム”なのかどうかは意見が分かれると思うんですけど(笑)。ただ僕らが信じる“ダンディズム”はいわゆる“バブみ”です。」と1周回って深い(?)コメントが飛び出し、会場からは盛大な拍手が送られ、イベントの幕が下りました。
執筆:通崎千穂 @tsu_otometsu
編集:白鳥雅@numan_miyabi
■DATA
「ネオロマンス♥ダンディズム ~情熱の歌と告白をあなたに~」 | |
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日時 | 2018年7月28日(土) 〈昼の部〉15:00開場 15:30開演 〈夜の部〉18:30開場 19:00開演 |
会場 | 江戸川区総合文化センター大ホール |
出演者 | 速水奨(ジュリアス役) 田中秀幸(クラヴィス役) 堀内賢雄(オスカー役) 森川智之(エルンスト役) 立木文彦(ヴィクトール役) 井上和彦(橘友雅役ほか) 置鮎龍太郎(アクラム役ほか) |
アシスタント | アンフィニ(ユーキ、Kan) |
公式サイト | http://www.gamecity.ne.jp/event/2018/romadan/ |
撮影 | 大山雅夫 |
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