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種崎敦美の類まれな才能。アーニャからフリーレンまで…幅広い演技力と高い分析力で体現する声優

話題のアニメ『葬送のフリーレン』にて主人公・フリーレンを演じている種崎敦美さん。種崎さんは幅広い表現力や演技力でさまざまなキャラクターを演じており、その意外なキャラクターやギャップに驚かされることも。

そんな“天才"声優とも言われる種崎さんの表現力と魅力を、過去に演じたキャラクターとファンや業界関係者の評判を交えてお伝えします。

TVアニメ『葬送のフリーレン』公式スターティングガイド(小学館)

TVアニメ『葬送のフリーレン』公式スターティングガイド(小学館)

『SPY×FAMILY』アーニャ:独特のセリフ回しで社会現象に

まず、種崎さんの代表作として欠かせないキャラクターと言えば『SPY×FAMILY』のアーニャ・フォージャーでしょう。“自称6歳”のアーニャは愛らしさ満載のビジュアルと子どもらしい天真爛漫さが原作でも人気のキャラクターです。それだけに発表前は担当声優に注目が集まっていました。

一部では高い声質の女性声優を予想する人も多く、種崎さんに対しては予想外だという声もあったよう。ですが、アニメが放送スタートしてからは「ぴったり」という評判が続出。独特のセリフ回しを老若男女が真似するなど、アニメの垣根を越えて、社会現象となりました。

DVD『SPY×FAMILY』Vol.2 (東宝)

DVD『SPY×FAMILY』Vol.2 (東宝)

“可愛い子ども”なだけではない、アーニャの持つユニークな個性や、心を読めるためある種のズル賢さを持った性格を見事に表現。拙い言葉しか話せないにも関わらず、アーニャの内面を捉えた種崎さんの演技力に脱帽です。

「ポッドキャストの『SPY×FAMILY オペレーション』など色々なところで話していますが、オーディション秘話が熱い。当初はヨル役で依頼が来たにも関わらず、『アーニャで受けたい!』と志願したと聞きました。種崎さんがアーニャを的確に演じるのは、自己・他者分析が的確でかつ原作への愛もあるからなのかなと思います。

また、原作で好きなシーンは『首ちょんぱ!身体ちょんぱ!』とはしゃぐシーン」だとも話していて、着眼点の独特さも面白くて好きです(笑)」(30歳・舞台プロデューサー)

『魔法使いの嫁』羽鳥チセ:儚い歌声にも絶賛の声が

今期、『SPY×FAMILY』『葬送のフリーレン』以外の作品でもメインキャラクターを務めている種崎さん。アーニャとは打って変わって、繊細なヒロインを演じる『魔法使いの嫁』羽鳥チセ役にも注目です。

本作のメインヒロインで、赤毛と緑色の瞳が特徴的な可愛らしい羽鳥チセ。オークションで買われ、物静かでどこか影のある俯きがちな彼女が、さまざまな人と出会い少しずつ成長していく姿が描かれます。

CD『TVアニメ「魔法使いの嫁 SEASON2」オリジナルサウンドトラック』(‎フライングドッグ)

CD『TVアニメ「魔法使いの嫁 SEASON2」オリジナルサウンドトラック』(‎フライングドッグ)

「抑揚が少ないのに、チセが徐々に周囲に心を開いていく様が分かるお芝居が魅力的でした。ローテンションをキープしつつも、話が進むごとにチセの元来持つ優しさやツッコミ気質なところが伝わってくるよう。作品自体も繊細な作風なので、同じく繊細で緻密な種﨑さんのお芝居がよく合っていました」(32歳・ライター)

声を抑えた演技はフリーレンと似ているものの、本質的な部分では異なるチセの声。些細な違いは演技だけでなく、歌でも表現。season1では「子守歌」のシーンがあり、その儚くも美しい歌声にSNS上で絶賛の声が上がりました。

『ダイの大冒険』ダイ:熱い“原作愛”で主演声優賞を受賞!

女性だけでなく、少年役もこなしてしまうのが種崎さんの凄さ。幼少期からの揺るぎない「原作愛」が感じられる、種崎さんを代表する少年キャラクターといえば『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ダイ役です。

『ダイの大冒険』といえば、1991年に一度アニメ化された有名作品。かつては『キテレツ大百科』キテレツ役でも知られる藤田淑子さんという大ベテランが演じたダイを担当するプレッシャーもあったことでしょう。

Blu-ray『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 1』(エイベックス・ピクチャーズ)

Blu-ray『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 1』(エイベックス・ピクチャーズ)

しかし、インタビュー(※)にて「原作への愛だけは誰にも負けない」と語っているようにの言葉からこの作品にかける好きの気持ちと熱い思いを感じることができます。

※1:TVアニメ『ダイの大冒険』特集/第1回:種崎敦美「原作への愛だけは誰にも負けない」(https://news.livedoor.com/article/detail/19029601/)より引用

その熱量を裏付けるように、数々の名シーンでその演技力を発揮。第98話の「ダイの決断」では、竜魔人化したダイがバーンを圧倒する場面があり、SNS上では「カッコ良すぎる…!」「この瞬間を見たかった」と興奮と絶賛の嵐。

凄まじいダイの気迫、バーンを圧倒する姿を見事に演じた種崎さんの演技・表現力にも「シビれる」「鳥肌立ちました」などの賞賛の声が相次ぎました。揺るぎない「原作愛」を感じることができるシーンのひとつでした。

DVD『残響のテロル』3(アニプレックス)

DVD『残響のテロル』3(アニプレックス)

「種崎さんは『残響のテロル』三島リサ役など、やわらかな雰囲気の女性キャラを多く演じているイメージだったので、ダイ役と知ったときはものすごく意外でした。ほかに男の子キャラって演じていらしたかな?と。

もともと原作と初代アニメ『ダイの大冒険』の大ファンだったのですが、種崎さんが演じるダイはとにかく純真さと芯の強さの表現が素晴らしくて。わたしの中のダイはすっかり種崎さんの声になりました」(38歳・編集者)

原作愛が見事に活かされたダイ役で、種崎さんはその年の「第17回声優アワード」主演声優賞を受賞。種崎さんの代表作のひとつとなりました。

どんなキャラでもハマる演技は高い分析力の賜物

そんな種崎さんの魅力を、ファンはこう分析します。

「セリフひとつ聞いたらすぐわかるような、いわゆる特徴的な声質の持ち主ではないと思います。でも、だからこそ種崎さん自身の表現力で、どんなキャラクターでもバチッとハマってしまう、体現できてしまう声優さんなのでしょう。1度演技を知ったら、原作を読んでいても『その人の声が聞こえてくる』タイプですよね」(38歳・編集者)

「原作ファン声だけで誰なのかがわかる声優よりも、“その役に合っている”と思える声優を求めている場合が多く感じます。声だけで声優の顔が浮かぶことを嫌がるファンもいる一方、演技の幅がとにかく広い種﨑さんには、そういった心配が全くないのが熱狂的に支持される理由じゃないでしょうか。

アーニャ役の発表当時も意外で驚きましたが、アーニャの持つ純粋な可愛さと強さと面白さと、全部をありのまま表現できる方でぴったりのキャスティングだと感じます」(30歳・舞台プロデューサー)

今期は『僕のヒーローアカデミア』6期第2クールの注目の敵である、レディ・ナガン役も演じている種崎さん。今後はどんな一面を見せてくれるのか、さらなる飛躍に注目です。

(執筆: Rea)

種崎敦美さん プロフィール

種崎敦美(たねざき あつみ)

所属事務所:東京俳優生活協同組合
出身地:大分県
誕生日:1990年9月27日
声:メゾソプラノ
外国語・方言:大分弁
特技:包装(ラッピング)
免許・資格:チェッカー技能検定2級
趣味・スポーツ:映画、TV鑑賞
愛称:あっちゃん、たねちゃん、ざきさん

代表作:『SPY× FAMILY』アーニャ・フォージャー役『魔法使いの嫁』羽鳥智世役、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ダイ役、『鬼灯の冷徹』芥子役、『響け!ユーフォニアム/リズと青い鳥』鎧塚みぞれ役など

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numan編集部

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