numan編集部
声優、アニメ、舞台、ゲームまで!オタク女子のための推し活応援メディア
台湾BLドラマの金字塔ともいわれる『HIStory』シリーズや、日本でも人気の高い『We Best Love』シリーズの買付を担当し、
『Be Loved in House 約・定~I do』、
『隔離が終わったら、会いませんか?』、
『正負之間~Plus & Minus』と
3作品のBLドラマでプロデューサーを務めたアニタ・ソン(宋鎵琳)さんのインタビュー第3回をお届けします。
豪華なゲスト出演の話題や台湾でのBLドラマの位置づけや、BLドラマあるある?な制作の裏側のお話を伺いました。
◆第2回「主演を待っていた──運命の二人!?」ドラマPDに聞く台湾BLドラマ制作の裏側~アニタ・ソンさんインタビュー
https://numan.tokyo/interview/TSpaf
INDEX
アニタ・ソン(以下、同) 台湾では同性婚も認められていますし、離婚弁護士という職業を取り上げるなら、同性婚を扱ってみたいと思っていました。
性格がかなり違う2人だから、結婚しても喧嘩ばかりになりそうじゃないですか(笑)。
それなら離婚を考えてもおかしくない。
でも二人とも出演を快諾してくれてすごく感謝しています。撮影現場でもとても雰囲気が良くて、息があっているせいか撮影もすごく早く終わったんですよ。
はい。「ちょっと遊びに来て~」ってそのまま出演してもらいました(笑)。
ウェインとチャールズ(チャールズ・トゥ/涂善存/『HIStory4 隣のきみに恋して~Close to You』で主演)とピーター(ピーター・クアン/管麟/『飛魚高校生』などに出演)はドラマ(※7)で共演していて仲がいいんですよ。
正負之間の総監督がこのドラマの監督も務めていて。
※7 『我和我的鋼四壁』(The Iron Four)のこと。2022年放送の台湾ドラマ。
その後ピーターが「僕も」って(笑)。
──ファンにとっては、こうやってまた共演している姿を見られるのはとっても嬉しいですよね。
苦労というか、工夫をすることはありますね。
ラブシーンを演じることもありますし、そうなると顔をアップにすることも多くなるのでなるべく肌の映り具合がきれいになるようメイクを頑張ったりとか。
また、新人俳優を起用することの多いBLドラマ特有かも知れませんが、映像での演技にまだ慣れていないことも多い。
画面の中での身体の見せ方、使い方に慣れていないんですね。だから調整するのに時間がかかる。
一番難しいなと思うのは上半身くらいまでの画角ですね。どうやったらカメラにきれいに映るか、そういう経験値が少ないんです。だからアップの演技の方が実は早かったりするんですよ。
──そうなんですね。観る側からするとアップは嬉しいです!
もちろん、ファンが喜んでくれるという部分もあります。が、実はそんな裏事情もあるんです(笑)。
ですが台湾でもやはり日本と同様にニッチなマーケットではあります。でもファンの熱量は高い。『HIStory』シリーズも再生数はすごかったですし、イベントチケットはそれこそ飛ぶように売れました。
一般のドラマもたくさん放送されているので認知度という意味ではあまり高くないけれど、情熱度は高い。そういう認識ですね。
──そこは日本のファンも台湾のファンもあまり変わらない気がしますね。『正負之間』の上映会(※8)ではファンの皆さんがメッセージボードやうちわを作ってキャストの皆さんに気持ちを伝えていたのも印象的でした。
※8 2022年7月7日に開催されたイベント。本編最終話と番外編の一挙上映に加え、キャストもリモート出演し、ファンと交流を楽しんだ。
そうですね。台湾でもイベントをやりましたが、皆写真を取るのに必死なので(笑)。
オンラインでもああやって思いを伝えてくれる、反応してくれる、というのはキャストもとても喜んでいましたね。
──『約・定』では撮影の合間に撮られたチェキの展示会もありました。
チェキももっとあるんですよ! もう全部見せたい! 『正負之間』も100枚以上はあります!
──それはぜひ見たいです!
SNSやイベントなんかも、こうして一つずつ作品制作を重ねつつ、試行錯誤しながらもファンの皆さんに喜んでもらえることをやっていきたいと思っています。
はい、次回作も予定しているところです。来年の公開を目指して頑張りたいですね。
他にも台湾BLドラマの新作が出てくると思います。
もうすぐお知らせできると思いますので、これからも応援よろしくお願いします。
──そうなんですね。これから配信される台湾BLドラマも楽しみです!
◆第1回「HIStoryの成功が台湾BLを変えた?」ドラマPDに聞く台湾BLドラマ制作の裏側~アニタ・ソンさんインタビュー
https://numan.tokyo/interview/gn29R
◆第2回「主演を待っていた──運命の二人!?」ドラマPDに聞く台湾BLドラマ制作の裏側~アニタ・ソンさんインタビュー
https://numan.tokyo/interview/TSpaf
◆第3回「台湾はアジアBLの先駆者かもしれない」ドラマPDに聞く台湾BLドラマ制作の裏側~アニタ・ソンさんインタビュー
https://numan.tokyo/interview/6upa8
プロデューサー:アニタ・ソン(宋鎵琳)
総監督・プロデューサー:ジアン・ビンチェン(姜秉辰)
監督:ホアン・イーシュン(黃弈勛)
脚本:ホアン・イーシュン(黃弈勛)、ジーディエン(季電)
原題:「正負之間」
邦題:「正負之間~Plus & Minus」
話数:全12話(各話約25分)+番外編
配信ページ
Rakuten TV:https://tv.rakuten.co.jp/special/plusminus/
ビデオマーケット:https://www.videomarket.jp/title/415031
(c)2022 Plus and Minus _ Partners All Rights Reserved.
numan編集部
声優、アニメ、舞台、ゲームまで!オタク女子のための推し活応援メディア
この記事に関連するタグ
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます
特集記事
ランキング
電ファミ新着記事
2024.11.1