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7月18日には、シブヤVSシンジュクの最新CD『Fling Posse VS 麻天狼』もリリースされ、8月26日のライブに向けてますますの盛り上がりを見せています!
そんな大注目コンテンツ『ヒプノシスマイク』から、今回はヨコハマ・ディビジョン”MAD TRIGGER CREW”のメンバー、入間銃兎(いるまじゅうと)役の駒田航さんと毒島メイソン理鶯(ぶすじまめいそんりおう)役の神尾晋一郎さんにお話をうかがいました。
INDEX
神尾晋一郎(以下、神尾) オーディションを受ける前にキャラクターの資料を見て、僕がやるとしたら銃兎か理鶯だなと思いました。低音が似合いそうなのが彼らだったので。オーディションで歌う課題曲も、アピールになるかなと思って1オクターブ下げて歌ったんです。無事に決まったときは嬉しかったですね。『ヒプノシスマイク』の世界観も好きですし、本当に嬉しかったです。
駒田航(以下、駒田) 僕は英語が話せそうなキャラクターがいいなと思ったので、理鶯がやりたかったですね。名前からハーフっぽいじゃないですか。でもラップを歌う時点でどのキャラクターでもある程度英語は使うと思うので、理鶯にこだわらなくてもいいかなとも思ったんですよ。そこでオーディション用のセリフを読んだら、理鶯より銃兎のほうが圧倒的に把握しやすくて、性格も含めて演じやすかったですね。
神尾 そういうのはありますね。
駒田 ”シブヤディビジョン”の帝統も気になりましたが、逆にいかにもラップしなさそうなキャラがいいなと思ったんですよ。アングラな世界で生まれたヒップホップの文化を、どちらかと言えばそれを正す側の警官である銃兎がやるとどうなるんだろうって。こうしてご縁あって選んでもらえましたが、独特な世界観をもつ作品なので今後の展開がどうなるか楽しみでしたね。
駒田 銃兎は普段のニヒルな面と、ラップでハイテンションに相手をディスっているときの二面性があるキャラクターなので、そこを強調したいと思いました。最初にドラマCDを収録したときは、まず僕なりの銃兎を自由にやらせてもらって、普段は性格の悪そうな喋り方をします、ラップする時は豹変してアガらせてもらいます。というように、銃兎の普段の状態とラップするときの差をどのように明確に出すかは凄く考えました。
神尾 理鶯は軍人で年齢も高めでハーフ、というキャラクターです。普段の会話は日本語で淡々と喋って、ハーフ感はラップで出すように意識しています。日本語で歌っているんだけど英語っぽく聴こえるような、でもちゃんとリリックは刺さるなみたいな。そういうニュアンスになるように意識しています。特技の料理についての設定は、最初は詳しく決まっていなかったと思うんですが、オーディオドラマで料理の全貌が明らかになって「ああ、上手いんじゃなくてそっちね!?」って。
駒田 想像したよりひどかったですよね(笑)。
神尾 理鶯は感情があまり出ないけど、可愛いところもありますよね。左馬刻と銃兎のケンカを仲裁する聖母のような。幼女とも言われてるみたいですけど。って、誰が幼女や(笑)。
駒田 あのサイズで幼女要素が……!
神尾 2人に料理を食べさせてあげたいっていう気持ちとか、料理をしているときだけちょっと喜んでいるんだな、っていうのが分かってもらえればいいなと思って演じています。
神尾 左馬刻は元The Dirty Dawg(注1)のメンバーで伝説的な存在ですけど、理鶯にとっては山に乗り込んできたイノシシみたいなものです。そこからバトルマンガよろしく、一緒に戦った際に左馬刻からもらった恩は一生かかっても返す、という関係が一枚目のオーディオドラマでできたのかなと。最初の食事のシーンで仲良くなりましたしね。左馬刻はMAD TRIGGER CREWにいて当然の存在です。末っ子の左馬刻がいて、母としての兄(銃兎)と幼女としての兄(理鶯)がいて。
駒田 兄としての役割を果たせていないですけどね(笑)。銃兎と左馬刻の関係で言うと、ドラマの中で2人がブチ切れ合うシーンが必ずあるんですけど、一回目より二回目のほうが流れが掴めてきましたね。銃兎って普段部下たちをクールにアゴで使ってそうですけど、対左馬刻になると感情的にブチ切れるっていう。収録のときはマイクのレベルマックスまで上げて怒鳴りまくってますから。
神尾 ほんと小学生だよね、2人とも。お腹空いてるんだろうな~って。
駒田 だから料理持ってきちゃうんでしょうね(笑)。左馬刻は、キレてるところだけ切り取るとただのイケメンのお馬鹿さんだけど、浅沼(晋太郎)さんが凄く考えて演じられていて。左馬刻が抱えている過去だったり、(イケブクロの)一郎に対しては絶対一ミリも譲らない部分とか、銃兎のことを信頼しているけど、触れちゃいけない面にはタブーとして触れてないところとかがちゃんと見える。
演技的な面で急な温度変化とかアクセルの掛け方もさすがなので、それに乗っからせてもらっている部分もありますが、左馬刻の存在感に負けないようにしたいですね。仮に左馬刻がいない場面でも、銃兎を見ただけでヨコハマには勝てないなって思わせるくらいの怖さを出していきたいです。
神尾 そういえば理鶯と銃兎の出会いについてはまだ描かれてないので、気になるよね。
駒田 そうなんですよね。今回のCD(『Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW』)では何でこんなに信頼しているのかってくらい、仲良くしてますもんね。
神尾 浅沼さんと僕は結構前から仲が良くて。夜中に浅沼さんからLINEで「神尾ロス」とか「いつ会える? 今日?」ってメッセージが来るから、「すぐ行くよ!」って返します。
駒田 ラブラブ(笑)。
神尾 何人かで飲むときには駒ちゃんを呼んだりね。
駒田 神尾さんも色々気に掛けて下さる優しい先輩ですし、浅沼さんは芸歴も大先輩で、年齢も離れているのに集まりに呼んでくれたりと嬉しい限りです。
神尾 『ヒプマイ』の話もしますよ。お互いの曲を聴いて褒め合ったり、今後こんなことやりたいねーとか話したり。とりあえず勝つために3人で横浜に行こうって話をしているんです。まだ実現できてないんですけど、このアロハもそのために買ったんですよ。
駒田 このアロハ見たら気をつけろよ、って左馬刻様が言ってます!(笑)。
神尾 はい。ヨコハマが負けることはないと思いますが、後ろからずっと狙撃銃で狙ってますんで、って言っておきました。ニコ生のときは僕のコメントに浅沼さんがすぐ気づいてくれて良かったですね。
駒田 僕がゲストで出たときも神尾さんがコメントしてくれていて、なんか低音のコメントが流れてくるな~と思ったら神尾さんでしたね。
神尾 そんなわけねーだろ(笑)。リリックマッチも送っているんですよ。スタッフも気づいてないみたいですけど。
駒田 えっ!? MCネーム何ですか?
神尾 教えたくない(笑)。採用されたら教えます。
駒田 僕、神奈川で生まれて生後三ヵ月でドイツに行ったんですよ。
神尾 じゃあ横浜への思い入れは三ヵ月ってことで。
駒田 そ、そんなことないです(笑)。帰国してからはずっと湘南に住んでいましたよ。15歳から。横浜は何でもあるし、みなとみらいでよく遊んでいましたね。
神尾 そうね。あと野毛かなぁ。昼から飲むには最高ですよ、野毛は。
駒田 ごめんなさい、僕、野毛の話は一切してないです(笑)。みなとみらいは景色もいいし、季節ごとの催しもあって、つねに賑やかなんですよね。
神尾 赤レンガのドイツビアーとかベルギービールとかね。
駒田 また酒の話ですか!(笑)。池袋や新宿や渋谷みたいなザ・都会の形相とは違った楽しい賑やかさですね。観光地としても、そこに住む人たちにとっても過ごしやすいし、もともと港町ですから多種多様な人がいますし、文化が交錯する面白い街ですよ。
神尾 銃兎と理鶯がヨコハマのキャラクターだとオーディション当初は知らなかったので、偶然の一致で面白いですね。
駒田 やっぱ帝統でしょ! 銃兎と帝統と二郎とシャンパンは……。
神尾 シャンパンって言うな(笑)。一二三ね。
駒田 この4人がわりと絡みやすいのかなと。基本、銃兎はしょっぴけば誰とでも絡めるんですけど。
神尾 今回のオーディオドラマ(『Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW』)で、独歩を職質してたもんね。
駒田 そんな面白い過去があるんかい! って自分が一番はしゃぎましたね。あと、銃兎も帝統も歌うときに凄い”跳ねる”ので、ラップでやり合ったらいい意味でうるさくなりそうですね。
神尾 逆に幻太郎とだと肩透かし食らっちゃうかもね。彼独特のディレイのリズムがあるから。
駒田 幻太郎とやるときは、ノーマルな歌い方で当たるんでしょうかね。そういう意味ではシブヤのメンバーとは戦ってみたいですね。まぁ皆やりたいですけど。
神尾 理鶯は帝統がドラマの中で関わりありますけど、他に見てみたいのは乱数、寂雷、幻太郎ですね。絶対に理鶯の料理食べてくれないだろうけど(笑)。帝統しか食ってくれない。
駒田 アイツいいやつだなぁ(笑)!
駒田・神尾 勝てるでしょう! 勝ちますよ。
神尾 多分イケブクロに聞いたら、向こうもそう言うと思うけど。
駒田 どのグループも至極の一曲を出してきていますからね。
神尾 最初のCDが出たときだったらヨコハマ優勢みたいなのが少しあったかもしれないけど、『Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW』が出た瞬間に全く分からなくなった。テイストが全然違うし。僕が思うイケブクロの一番の強みは、4つのディビジョンの中で彼らだけ”年齢”という”成長”がある。長男の山田一郎をはじめ、三兄弟全員が未成年だから、この先どんどん変化が見られるっていう主人公系の楽しみがあるよね。他のユニットは全員完成されていますから。まぁでも、今はまだ負けないでしょう。十年後勝負しに来いよ、みたいな。
駒田 十年後に戦ったら面白そうですよね。今回は完全にヨコハマがヒールで、イケブクロが主人公ポジション。兄弟だから主人公的な熱さもあるし。歌の中でも、彼らは兄弟同士でガンガン絡んで呼応していくスタイルだけど、僕らは基本的にバトンを渡していくスタイルで、戦い方も違うんですよね。
神尾 気持ちとしては僕らはヨコハマが勝ってほしいですが、聴いてくれる人は色んな好みがあると思うので、中王区の女として好きなディビジョンを応援して頂ければと思います。
インタビュー後編に続きます!
numan編集部
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