numan編集部
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「ピ」は、かつて“パーティーピーポー”(パーティーが好きな人々)を略した「パリピ」が流行ったように、「ピーポー(英語のpeople)」の「ピ」からきているようだ。
好きな人の「すきぴ」はわかりやすいが、「ぴ」は一文字で最も大切な人を指す気持ちが込められている模様で、ギャルや女子高生を中心に、10代の若者の間で用いられている。「好きピ」は気になる人に留まらず、好きな芸能人、友人、好きなキャラクターや推しなどにも広く用いられる。
また、若者の中には略語として日常的に使用している人もいるという。「すきぴ」という単語がLINEや会話で出てからといって、早とちりをすると、痛い目に遭う可能性がある。
使用の難易度は高めである。
これまでは読者モデルによる雑誌での発信が大きかった「ぴ」「すきぴ」だが、昨今はInstagramやTwitterでのハッシュタグ、YouTubeやTikTokの動画配信での使用が見られ始め、さらに用語の認知が広がる可能性がある。
ちなみに、「ピ」が主人公というゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』も発売されている。
「すきぴ」は、「マイナビティーンズ」が2018年に調査した13歳から19歳の女性の「流行ったコトバ」部門8位にランクインした。ただ、この調査によれば、女子大学生を対象に行った調査では、「“好きぴ”を日常的に使うか」の問いに94.4%が「いいえ」と答えた。ただ、先述のように、露出が増えれば20代以上にも親しみが増し、使用頻度が高まる可能性は大いにある。
また、人だけでなく物にも使える「すきぴ」や「彼ぴ」など、いわゆる「ぴ語」がバラエティの幅を広げている実態もある。
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