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「センチネルバース」(せんちねるばーす)とは、特殊設定の一種。
名前は似ているが、海外作品の二次創作から生まれた「オメガバース」やそれらの派生形とは異なる。
「センチネルバース」は、90年代後半にアメリカで放映されていた『The Sentinel』というドラマが元になっている。「オメガバース」ではΩなどが「第2の性」として扱われるのに対し、「センチネルバース」は生まれつき五感が優れている、それらの人間のサポートとしての力を持っている、など「特殊能力」的なニュアンスが近い。
「センチネルバース」の世界では「センチネル」「ガイド」「ミュート」が存在している。世界的な人口は圧倒的に一般人的な存在である「ミュート」が多い。多くが思春期に覚醒するものとされている。設定の使用に細かいルールはなく、あくまでもこれらの区分分けは「能力ベース」のため、どちらが「攻め」で「受け」であるということがなく、男女関係なく使用できる自由度の高い設定である。
「センチネル」と「ガイド」の設定は以下の通り。
▼「センチネル」
生まれつき視覚などの五感すべてが優れている存在。
「優れている」というと聞こえがいいが、異常に発達しているということでもあり、日常生活に支障をきたす場合もある。また、これらの能力を「自ら制御すること」ができない。そのため、あまりにも強く能力を使用してしまうと制御不能になってしまうことがあり、意識の喪失や精神錯乱に陥ってしまう(ゾーン・ゾーンアウト)。
これらの能力を制御できるのは、後述する「ガイド」だけである。そういったところから「センチネル」に対して「ガイド」はなくてはならない存在であるため、作品によっては「ガイドに依存」している場合もある。
また、社会的優位な存在であることもあれば、「脅威」として扱われていることもある。
▼「ガイド」
テレパシーとエンパシー(共感能力)の力を持つ。
「センチネル」は五感が優れているなどはた目から「そう」であることが分かるのに対し、「ガイド」は外から見ただけは分からない。また、テレパシーなどの能力も「センチネル」に対してのみ使用できる。能力の制御は、直接「センチネル」の精神そのものに触れるものであるため、高い精神力が必要とされる。制御の方法は、ハグやキスなどの簡単なものから、性交渉に及ぶものまでさまざまである。
「ガイド」が必須な「センチネル」に対して、「センチネル」の存在は「ガイド」にとっては不可欠ではないため、「センチネル」をどう捉えているかはそれぞれ異なる。中には「センチネル」に対して「ガイド」を派遣するというあくまで「ビジネスパートナー」といった設定も存在している。
ほかにも一部の感覚のみが優れている種別を「パーシャル」、覚醒期である思春期に大きなトラウマを受けるなどして未覚醒な状態のことを「レイタント」、覚醒した少年少女を集めて教育・指導を行う施設を「タワー」というなど専門用語が多数存在している。
しかし、前述した通り「センチネルバース」自体に明確なルールはないため、「センチネル」「ガイド」「ミュート」という存在のみで世界が構成されていることもある。
「〇〇と××でセンチネルバース、めちゃくちゃアリでは……?」
「センチネルバースとかいう最高設定で誰か〇〇書いてくれんか」
「もっとセンチネルバース増えてほしいから布教していいか」
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