numan編集部
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こちらの記事ではオオサカ・ディビジョン”どついたれ本舗”についてお届けします♪
INDEX
服部昇大さん(以下、服部) 作詞作曲がCreepyNutsという事で公開後すぐに話題になっていましたよね。
一口に「ラップが上手い」といっても色んな考え方がありますが、少なくともテクニック的な分野ではラッパー界でトップレベルなR-指定。複雑な押韻やダブルミーニング、トリプルミーニングな歌詞をバンバン入れてくるハイコンテクストなラップには驚きます。
オタク的にもとても読み解き甲斐のあるリリックで、R-指定はこういう仕事が本当に向いてるなと思いました(笑)。
ー 本日発売 ー
ヒプノシスマイク
オオサカ・ディビジョン
“どついたれ本舗”
「あゝオオサカdreamin’night」
作詞 R-指定
作曲・編曲 DJ松永— Creepy Nuts (@Creepy_Nuts_) October 30, 2019
服部 例えば「おんどれやおんどれ/ポッと出/素人芸/に刺すトドメ」という歌詞も文字だけで見ると「素人芸」の部分は全然韻を踏んでないようですが、フロウ(発音の仕方)を変化させる事によって韻を踏むという、現代ラップの高度なテクニックが各所に効いています。
「本人が段々バイブスあがってく感じ」とかもちゃんと入ってて、最後のサビでは白膠木簓が同じフレーズを笑いながらラップしてるのも一曲の中でドラマ性があって作り方が非常に上手いなと思います。
服部:個人的に“大阪”らしくて印象に残ったのが『Tragic Transistor』(白膠木 簓/CV:岩崎諒太さん)。大阪を代表するグループ・韻踏合組合のHIDADDYが作詞していたり、ちゃんと“大阪推し”なのもいいですね。
いわゆる「押韻主義」と呼ばれる「とにかく韻を踏みまくる」スタイル。同じ音でしつこいぐらい韻を踏んでくるのでこのしつこさは是非味わって欲しいです。
ヒプノシスマイク
OSAKA division簓白膠木 ソロ
tragic transistorの作詞を
やらせてもらいましたもはや社会現象#ヒプマイ https://t.co/z1SfmnsAXw
— HIDADDY (@hidaddy_ifk) December 11, 2019
作詞しているラッパーの声が浮かぶほどの再現度。すごいと思います。
『FACES』(天谷奴零/CV:黒田崇矢さん)は打って変わってゴージャスなトラップ曲。悪党映画「スーサイド・スクワッド」 の主題歌、Skrillex&Rick Ross『パープル・ランボルギーニ』を元ネタにしてそうですね(笑)。天谷奴零は詐欺師ということですし、イメージもばっちりあっていますね。
続いての【後編】ではナゴヤ・ディビジョンBad Ass Templeについて伺います。『ヒプマイ』の中でも独特の雰囲気を持つ彼らの楽曲をヒップホップ的に紐解くと…!? 近日公開予定です。お楽しみに♪
●ヒプノシスマイク公式サイト:https://hypnosismic.com/
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