劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』の次はどれ観る? "安室の女"にオススメのコナン映画はコレ!

長い歴史を持つコナン映画。1997年に公開された第1作『時計仕掛けの摩天楼』から現在に至るまで、発表された映画は22作品!  コナン作品にハマり"安室の女"になったものの、次はどれを観ればいいのか迷っている……なんて人も多いのでは?

そこで物心ついてから『劇場版 名探偵コナン』は初日に観に行く……という誓いを立てているわたくし、"赤いシャムネコ"が『ゼロの執行人』から入った人に向けて、オススメしたい映画をピックアップいたしました。

コナン映画6選

コナン映画6選

『名探偵コナン ゼロの執行人』興行収入100億突破も近い!?

『純黒の悪夢(ナイトメア)』/安室の初登場映画はこれ!

第20作目/『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』/2016年/112分
コナン20周年記念作品で興行収入はシリーズ歴代3位。ゲスト声優は天海祐希さんです。
『ゼロの執行人』を見終わったら、まず見ていただきたいのが『悪夢』。安室さんが初登場した映画で、“宿敵”ともいえる赤井秀一とともにフィーチャーされる作品です。

後半はほぼ赤井と安室が主役といっても過言ではないくらい活躍します。コナン映画だけどミステリ要素は少なく、観客は観覧車の上で戦う男2人を見守ります。

『純黒』は"黒の組織"ものなのでこれを1本見るだけで、"黒の組織"の人間関係を軽く理解できるというメリットもあります。そういう意味でも早めに見ておくと理解しやすいかも。

そして『ゼロの執行人』では描かれていない安室の一面、そしてその安室が赤井と絡んだときにいったいどういう表情をするのか……というところに注目してください。『ゼロの執行人』では明かされなかった一面を見たい人におすすめです。

ちなみに『ゼロの執行人』で活躍した風見裕也は『純黒』で生まれたキャラクター。ただし台詞や活躍シーンはほとんどありません! 彼の出世ぶりを楽しむうえではいいかも。

『異次元の狙撃手(スナイパー)』/安室のライバル・赤井に注目!

第18作目/『名探偵コナン 異次元の狙撃手』/2014年/112分
第38回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しました。ゲスト声優は福士蒼汰さん。
安室さんにハマったら、その流れで推したいのが『異次元』。安室の最大のライバルであり、安室さんと並ぶ人気キャラクターである赤井秀一に興味を持つ人も多いのではないでしょうか。

ネタバレのため言えないところも多いのですが……この映画のタイミングでは赤井は表立っては出てきません。ただ、回想シーンなど見どころはとても多いところがポイント。

『異次元』は超長距離からの狙撃を行う犯人と、コナンとの対決を描いた作品なので、狙撃の名手である赤井の力が活きる映画。『ゼロの執行人』と呼応するようなエンディングは必見です。

『瞳の中の暗殺者』/小田切警視長がシブい……

第4作目/『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』/2000年/100分
2016年のコナン映画人気投票で3位に選ばれています。初期の作品ですが練られたストーリー構成にファンも多数。
あえて初期作も推しておきたい。最近のコナン映画は、シリーズのサブキャラの誰かにフィーチャーするものが多いのですが、『瞳の中』はオーソドックスな劇場版コナンであり、ストレートな“コナンと蘭の話”です。

雰囲気や舞台背景は『ゼロの執行人』に似ています。警察をターゲットにした連続殺人が発生し、佐藤刑事や蘭までもがターゲットに……。シリアスなトーンで警察の男たちのドラマが描かれます。

個人的にオススメしたいのが、映画オリジナルキャラクターの小田切敏郎警視長。ラストシーンのコナンとのやり取りは劇場版コナン屈指の名シーンですし、ラストカットは『ゼロの執行人』を彷彿とさせます。

今だったら"小田切の女"も生まれていたのではないでしょうか。

『迷宮の十字路(クロスロード)』&『から紅の恋歌(ラブレター)』/"平次の女"を生んだ作品

第7作目/『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』/2003年/107分
こちらも初期作品ですが、2016年のコナン映画人気投票では堂々の第1位に選ばれました。
第21作目/『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』/2017年/112分
興行収入は『ゼロの執行人』に次ぐシリーズ歴代2位。ゲスト声優には宮川大輔さんと吉岡里穂さんが出演。
安室や赤井といった“オトナ勢”以外のキャラの魅力も語りたい! やはり外せないのは工藤新一のライバルかつ協力者として長きにわたり活躍している服部平次。彼が主役となる作品は『迷宮』と『から紅』の2本で、どちらも恋愛もの。ラブコメとしても非常に完成度が高い作品です。

前者は京都の春、後者は京都の秋を舞台に描かれる恋物語。特に『迷宮』はシリーズでも珍しく、犯人との直接対決などのアクション的な要素が強く、戦う男のカッコよさを存分に演出しています。

『迷宮』は新一&蘭、平次&和葉という2組のカップルに焦点を当てていますが、『から紅』は完全に平次が主役。『から紅』は平次&和葉の関係にアンサーを出しているというか、完全にくっついとるやんけ感というか、"そうか……『迷宮』を経て、2人はここで結ばれたんだな……"という感慨があります。

『ゼロの執行人』では"安室の女"を大量に生みましたが、『から紅』も公開時"平次の女"を大量発生させていた記憶があります。それぐらい、最後のアクションシーンの平次の表情と台詞はヤバい。

"あっ、これは惚れる……"と確信するくらいの魅力に溢れていました。

『天空の難破船(ロストシップ)』/怪盗キッド・男同士の掛け合いが魅力

第14作目/『名探偵コナン 天空の難破船』/2014年/102分
第34回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞した作品。ゲスト声優には大橋のぞみさん、優木まおみさんが出演。
予告によると、2019年のコナン映画は"怪盗キッドもの"。というわけで、"キッドもの"のなかから『天空』を。

この作品は数ある"キッドもの"の中でも、飛行船を舞台に空中でのアクションを魅力的に描いた点が素晴らしく、さらにキッドとコナンの掛け合いをガッツリ楽しめる珍しい作品なんです。

コナンシリーズにおけるキッドのイメージといえば"キザ"や"クール"ではないかと思いますが、元となった作品『まじっく快斗』におけるキッドは結構おっちょこちょいなところもあるし、人間らしいところもたくさんあるキャラ。『天空』は『まじ怪』のキッドがコナンシリーズにやってきたというイメージがあります。

"キッドもの"だと、キッドが誰に化けているのかの正体がわかるのは最後だったり、ライバルとして敵対したりするので、2人の掛け合いシーンは決して多くはありません。ところが本作は、とある事情から2人が一時的に手を組むんです。

そのやり取りに熱狂したファンは多いですし、ここからコナンとキッドにドハマリした人も。シリーズ中で一番男同士の掛け合いを描いている作品だと思います。来年への期待を込めて『天空』をオススメしたいです。

次はどれ観る?

ミステリー、アクション、そしてキャラクター萌え! さまざまな視点から楽しめるコナン映画はオススメしたいものばかりです。今回紹介した6つ以外にもまだまだ面白い作品が隠れているコナン映画、気になった作品から楽しんでみてください!
(協力:赤いシャムネコ)

■深すぎる…!劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』東京事変の歌詞がすごい。ある考察にファン騒然
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numan編集部

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