numan編集部
声優、アニメ、舞台、ゲームまで!オタク女子のための推し活応援メディア
ひとりの老婦人がひょんなことをきっかけにBLマンガの存在を知り、女子高生と出会い交流していく姿を描いた本作は、「好きなものを誰かと共有できる喜び」を描き、多くの読者を魅了しました。
そんな『メタモルフォーゼの縁側』、「推し」を応援する「推し活」に全力な女子におすすめしたい作品なのです。
なぜ「推し活」女子にすすめたい作品なのか? 本コラムでは「人や作品が”好き”という想いを伝え合い、共有すること」の喜びや醍醐味が描かれた作中シーンをピックアップしながら、おすすめポイントを紹介していきます。
INDEX
アニメやマンガなど、趣味を全力で楽しむカルチャー女子の姿はこれまでも様々な描き方をされてきました。
本作は主人公となるキャラクターに特別勢いがあるわけではなく、あくまで日常の中で起きる些細な出来事に焦点を当てて描かれていることが特徴です。
ふたりの距離がゆっくりと一歩ずつ近づいていく様子を描いた本作は読者を癒し、同時に「同じ趣味を持つ友達」ができた時の嬉しさを思い出せてくれます。
BLマンガ、という本を通して仲を深めていくふたりを見ていると、趣味を語らうことに年齢や所属は関係ないのだ、ということを気づかされます。歳の差があっても楽しそうに語らうふたりを見て、こんな友人を持ってみたかった!と羨ましくなるかもしれません。
「私がうららさんだったらね もう 描いてみちゃうかもしれないわ」
―『メタモルフォーゼの縁側』第2巻より
雪の言葉をきっかけに、うららは初めてマンガを描き、同人誌を作ることを決意します。その姿に、どこか自分を重ねる読者もいるのではないでしょうか。
「この漫画のおかげで 私たちお友達になったんです
描いてくださってありがとうございました」
―『メタモルフォーゼの縁側』第5巻より
自分の発信したものから輪が広がっていく瞬間は、思わず「(人や作品を)好きでいてよかった」と感じてしまいますよね。「好き」という気持ちを外側に向かって発信することの喜びを感じられる、心温まるエピソードです。
一回りも二回りも年齢が違う雪とうらら。それでも好きなものを遠慮なく語り合える、かけがえのない友達。緩やかで優しい空気の漂うふたりの日々がどのように実写で描かれるのか、期待しながら公開を待ちたいですね。
(執筆:安藤エヌ)
■『メタモルフォーゼの縁側』特設サイト:https://promo.kadokawa.co.jp/engawa/
(C)Kaori Trusutani 2021
『メタモルフォーゼの縁側』が実写映画化されることになりました!映画館でこの題名を見られるのかと思うだけでドキドキします。。楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!
『メタモルフォーゼの縁側』第5巻、『レミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015』発売まであと2日! pic.twitter.com/QazdPuSDSe
— 鶴谷香央理 1/9『メタモルフォーゼの縁側』第5巻、短編集『レミドラシソ』発売 (@tsurutani) January 7, 2021
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