エグち(えぐち)

「エグち」の意味

「エグち」(えぐち)とは、「エグさのレベルが違う」の略語。
度を超えてすごい。他に比べて、状態が極端に突出していること。主に優秀さを評価する場合に使われる。人の評価の他に、気温などの環境や成果物の評価にも使われている。

マクドナルドの人気メニュー、エッグチーズバーガーのことではない。

「エグち」の由来・語源

元々、他と比較して一段優れている状態を、ゲームなどのレベル差をたとえに使って「レベルが違う」、さらに略して「レベち」と表現することがあった。エグちは、そのレベル差がさらに「えぐいくらい」広がっている状態を指して使われる。
「レベち」より「エグち」のほうが、より他と差が開いている。

「えぐい」とはもともと、アクが強くていがらっぽい味がすること。そこから転じてひどいさま、無惨なさまを表す言葉だった。
大げさな表現を好むネットユーザーの間でカジュアルに使われるうちに、元々持っていたむごたらしいという印象が薄れ、「特にひどい」や「特にすごい」を表す表現へと変わっていった。ネット上ではえぐい、と表現されていてもだいたいさほど深刻な話ではない。

▼レベち
「レベルが違う」の略語。
他と比較して一段階優れていること。
RPGなどのゲームでは、レベルアップするごとにパラメーターが上昇して能力が上がる。ゲームによってはひとつレベルが違うだけで、上位キャラに勝てなくなることもよくある。そんなゲームならではの差に例えた表現。「顔面偏差値がレベち」や「推し摂取量がレベち」といった使われ方をされる。レベル差は下位の場合にも使用されるので、「部屋の汚さがレベち」などという表現もされる。

▼ダンチ
「段違い」の略語。
もともと一般的な表現として使われていた「段違いに優秀」「段違いに多い」などの表現を簡略化したもの。元がネットスラングではなく、日常的な慣用句の短縮形であるため、レベちやエグちよりも歴史は古い。歴史があり、ネット以前の世代でも小説や新聞の煽り文句でも使われていた表現であるため、どの世代にも大体通じる表現である。ただし、古すぎるが故に現在のメッセンジャーなどで使用すると、途端に「おじさん構文」となってしまうため、使用場所に気を付けたい。

「エグち」の活用例

「はあ……今回の推し舞台の完成度がエグち……!」
「舞台を見に行くたびに、そういうこと言ってない?」
「今回はマジにすごかったの! 元々推しは演技もダンスもうまかったけど、段違いに上達してて、舞台としても推しパフォーマンスとしても、今までとはエグちなの!」
「すごそう」

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numan編集部

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