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そして気がつけば昭和のレトログッズを収集するようになっていまして、『美少女戦士セーラームーン』の当時からのグッズを中心に、『名探偵コナン』等、その時代のおもちゃを大量に集めています。そして、それに費やしてきた金額は……3000万円程度……。自分でも引いてしまうのですが、好きなものは好きなのでこれからも続けていくかと思います。
そんな強火オタクな私が今回は初期の劇場版『名探偵コナン』の魅力について語ります。
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私は映画においてもそうなのですが、いわゆる実際の残虐殺人のようなものにとても強い興味を持っています。
と書くと小川はサイコパスなのか? 的に思われてしまうかもしれませんが、人間がどうすればそういった思考、心理、そして行動に出るのか? 出たのか? という部分を知りたくなってしまうのです。
最近のコナンの映画、もちろん大好きで毎回何度も観ているのですが、私たちファンというのはすごく贅沢でワガママでございまして、例えばゲームに例えますと、最新(2022年現在)の『バイオハザード』は、それはもう素晴らしい映像とゲーム性なのに、今まで登場していたレオンやクレアといった主人公的なキャラがないと「物足りない」と感じてしまうようになっています。
これと同じように、コナンの映画も怪盗キッドや服部平次、黒の組織などの人気キャラクターが出てこないとなんだかガッカリしてしまうようになっています……。
私はこの映画が公開された時、まだ小さかったので家でレンタルしてきたビデオで見た記憶があるのですが、あえて途中で一時停止をしてしばらく犯人や先の展開を考えて、再生〜を繰り返していました。
今考えると気持ち悪い小学生女子ですが、この作品にはそんなジワジワ感を楽しむ魅力が詰まっています。まるで詰将棋やチェスのように一つ一つ進めていくような。
人間の中身も私はこの映画のように決して派手ではなく、何かを言われたら嫌な気持ちになる、こうされたらイラッとしてしまう、誰かに嫉妬してしまう……と、コップの表面張力のように少しずつ溜まっていき、そしてその人の心のコップから水が溢れてしまった時、人を傷つけたり、時には殺人にまで行き着いてしまうのですよね。
この映画の中でも富のために薬物を違法に横流したり、自殺に見せかけた殺人、そして蘭が狙われたように、口封じのため目撃者を消す……。など、人間は自分の利益や自分の大切な人を守るため、そして時には失ったことへの復讐のために鬼にもなるんです。
映画エンタメの話のはずが人間の心理のような話になってしまいましたが、コナンの映画はただ単に「楽しかった!」で終わらない、見た後で何かをじっくりと考えさせてくれるものだと思っています。今年の映画、どうなるのか!? 本当に楽しみです。
「Need Not To Know」なんて言ってられないさ。
(執筆:小川満鈴)
■おがわんセーラームーングッズコレクションサイト(随時更新中):
http://ogawansailormoon.versus.jp/ogwansailormoon/sailormoontop.html
【スタッフ】
監督:満仲 勧
脚本:大倉崇裕
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
制作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント
配給:東宝
【キャスト】
江戸川コナン:高山みなみ
毛利蘭:山崎和佳奈
毛利小五郎:小山力也
安室 透:古谷 徹 ほか
(C)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
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