numan編集部
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「決着のときだ!」そんな特撮シーンからはじまった第6話。オタク仲間とのほのぼのした時間を描いた第5話から一転、ハラハラしっぱなしの展開をセリフとともにふり返ります!
INDEX
「吠えてもらってもいいですか!? ウォーッと!」
「じゃああの、ポーズだけでいいんで!」
ずっと自分の「お母ちゃん(松下由樹さん)」から特撮好きを毛嫌いされていた叶は、任侠さんが小学生の頃から筋金入りの“ラブキューちゃん”好きであることを知っている任侠さんの母ちゃんに驚きを隠せません。
「真っ暗な部屋でさあ、小学生にもなる男の子がね、女の子のアニメ観てんのよ」
「テレビでよく出てるさ、容疑者ってこんな感じじゃない?」
「あんなもんでも観てたおかげで、嫌だ嫌だ言いながら学校もちゃんと頑張ってたのかもしれないしねえ」
(それやでお母さん……ほんまソレ!!!)
しかしその後の任侠さんの母ちゃんのセリフが痛かった。「まああのころはまさかこんなに大きくなるまで観てるなんて夢にも思わなかったけどね」うっ……。これ、自分の親とかも思ってるのかな……。叶と、声をそろえて言いたいと思います。
「いまだにオタで……サーセン」
ところがその日は予定があると吉田さんに告げられ、叶は北代さん(木南晴夏さん)を誘って『ジュウショウワン』の映画を観に行きました。
吉田さんが来られなかったことにガッカリするダミアンですが、直後、映画館のロビーに吉田さんの姿を見つけます。思わぬ鉢合わせに、驚きを隠せない叶と吉田さん。するとそこに男性の姿が……それはなんと、吉田さんの彼氏でした。
「ふたりとも『ジュウショウワン』好きなんですか?」
「……ごめんなさい!」
たまらず、その場から逃げだしてしまう吉田さんでした。
一方、叶は、最近吉田さんと会えないのは彼氏が原因だったと知って落ち込みを隠せません。言ってくれたらよかったのに、と。
「結婚とか彼氏とか、オタクの私にはファンタジーですからっ」
お母ちゃんを部屋に上げずに済むよう、お母ちゃん好みのラブリーな洋服で高級料亭へ向かう叶。兄・望(渡部豪太さん)の協力のもと、なんとかやり過ごそうと必死になる叶でしたが、時すでに遅し。お母ちゃんはすでに叶の部屋に入ったあとだったのです……。
お母ちゃんは、叶の部屋から持ち出したシシレオーのフィギュアを取り出し「まだこんなん持ってたん?」と叶を責め立てます。そんなお母ちゃんに、叶はハッキリと言い返しました。
お母ちゃんにも、会社の同僚たちにもずっと特撮オタクであることを隠し続けてきた叶。でも吉田さんや北代さん、みやびさん、ダミアンや任侠さんと出会って「女でも男でも、いくつになっても、好きなものは好きでいい」と気づきました。
それを認めあえる仲間に恵まれたからこそ、いまだに特撮好きである自分をバカみたいだと思うことはあっても、“もう”間違いだとは思わなくなったんですよね。叶がこれまでに築き上げてきたオタ友との友情を感じてグッと来てしまいます。
「結局、叶は独りになるよ。女の子なら30過ぎたらもらい手なくなるのよ」とオタ仲間との友情までこき下ろされ、最後は「こんなもの大事にして何になるのよ!」と、目の前でお母ちゃんにシシレオーフィギュアの腕をへし折られてしまいました。
あまりにも辛いシーンで、ある意味お母ちゃんも正論だとか、叶が心配だったからとか、そんなことがどうでも良くなってしまうほどで。
だけど、お母ちゃんを殴り返して絶縁を宣言した叶に「よくやった」とも言えない……。叶の叫びが悲痛すぎて、涙なしでは観られないシーンでした。
「どうして赤いのうじゃうじゃ出てきたの?」
「繁殖期に大量発生するアカガニかと思ったわ」
歴代のヒーローが大集結する演出をアカガニにたとえてしまう北代さん(そして大量発生したカニの映像にヒーローの音声をかぶせてしまう演出も)最高でした!
あのシーンがなかったら、今週はホントに辛いままだったかも……北代さん、ありがとう!
いよいよ次は最終話「スキナモノハスキ」。吉田さんと仲直りはできるのか、お母ちゃんとの関係は修復できるのか……心して見守りたいと思います!
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