【考察3】生きている人間のように生々しい。『おそ松さん』1クール目に見る6つ子のキャラ変

【考察3】生きている人間のように生々しい。『おそ松さん』1クール目に見る6つ子のキャラ変
1期よりもさらに原作『おそ松くん』リスペクトを感じられるディープな内容で、視聴者を興奮と混乱に陥れ続けている『おそ松さん』2期。2018年1月放送の14話で、いよいよ2クール目に突入しました。 今回の記事では、折り返し地点に立った『おそ松さん』2期の1クール目(1〜13話)を、“6つ子の変化”に着目して振り返ります。おそ松・カラ松・チョロ松・一松・十四松・トド松それぞれの、1期とは少し異なるキャラクターの描かれ方をクローズアップしていきます!

おそ松:“クソ政権”の実態が明らかに!

これまで、6つ子の“基準”として、比較的中立な立ち位置で描かれることが多かった長男・おそ松。2期では、彼自身の“個性”が深く掘り下げられています。

1期14話『風邪ひいた』にて、風邪で寝込む兄弟たちの財布を奪ってパチンコへ出かけていたおそ松。1期で“クソ政権”と称されていたそのフリーダムすぎる振る舞いに、2期ではさらに磨きがかかっています。
6話『イヤミがやって来た』では、温泉旅行へ出かけた両親が置いていったお金を独占しようとし、兄弟から全力で止められます。7話『おそ松とトド松』では、合コン相手の女の子にガンガン下ネタ攻撃を仕掛ける有様。9話『キャンペーン発動!』では、兄弟から借りたものを汚したり壊したりしたうえ、彼らの私物を質に入れようとしていました。

そんなおそ松のメンタリティに迫るセリフも印象的です。
2話『祝・就職!!』では、両親から就職のプレッシャーをかけられたチョロ松が、「長男のお前がちゃんとしねーからそういうのが僕に回ってきてんの!」と怒ると、「俺はそういうのからちゃんと逃げ続けてきたから。ようやく効果が出てきたよね。親が俺に諦めはじめた」と返答。
4話『松造と松代』では、松造に悩みごとがあるのではないかと危惧する兄弟に、「だって考えてもみろよ、父さんが何を悩んでいるかを。9割方その原因が俺たちだよ?」と達観した視点でコメントします。
11話『復讐のチビ太』では、夕方まで眠った後に「よくないなぁ、こんな生活。罪悪感がないわけじゃないんだよね」と独り言を呟いていました。

ニートだからといって現実を見ていないわけでもなく、実は自分たちの状況を冷静に理解しているおそ松。

「言わしてもらうけど、ダメ人間つーのは誰でもなれんの。でもクズは努力が必要だから」(2話『祝・就職!!』より)

というその哲学からもわかるように、現状を踏まえたうえで、クズなニートでいられるために状況をうまくコントロールしていることが見て取れます。

カラ松:ブラザーからの評価が上昇!?

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aichu

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