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『ひぐらし』第10話の感想と考察。沙都子の“あのシーン”は演技?圭一の夢は異なる展開へのフラグか

同人ゲームを原作とし、2006年より放送を開始したアニメ『ひぐらしのなく頃に』。主人公の圭一が転校した雛見沢村を舞台に、第1期では「鬼隠し編」「綿流し編」から「罪滅し編」が、第2期では「厄醒し編」「皆殺し編」「祭囃し編」のストーリーが描かれました。そして2020年秋、完全新作として再アニメ化。
12月3日(木)に放送された第10話、沙都子を悲劇が襲った旧作「祟殺し編」にあたる「祟騙し編」其の弐は、沙都子を虐待している疑いのある叔父の鉄平と沙都子が一緒に暮らすことに。学校に来ない沙都子をみんな心配しますが、なすすべもなく……。

今回もファンの間ではさまざまな考察が。特に圭一の夢と沙都子のあるシーンに注目が集まりました。
あらすじを交えてご紹介します。

またしても圭一の記憶がフラッシュバックか

冒頭は、圭一が鉄平を襲うショッキングなを見るところから始まります。多少台詞などの違いはあれど、状況は旧作「祟殺し編」とほぼ同じ。

『ひぐらしのなく頃に業』の第1章「鬼騙し編」では、圭一が旧作でレナたちを襲った記憶がフラッシュバックしたような場面があったことから、圭一は「祟殺し編」の記憶を持っているということかもしれません。
また、「鬼騙し編」では結果的にフラッシュバックした記憶と逆に圭一がレナに襲われたため、今回も圭一が鉄平を襲う展開は無さそうだと安堵している人が多いよう。

「祟殺し編」では、圭一が魅音にオヤシロ様の祟りで鉄平を消すよう頼んだりと一人で奔走していましたが、今回はみんなで沙都子を助ける方法を相談しており、暴走の様子もありません。

沙都子のあのシーンは演技?

今回もっとも注目されたのは、沙都子が圭一に頭を撫でられた瞬間、虐待や悟史失踪のトラウマが甦り泣き叫んだシーン。

旧作「祟殺し編」でも同様のシーンはありましたが、視聴者は若干の違和感を覚えるような異なる点が。
「祟殺し編」では頭を撫でられた瞬間に圭一を突き飛ばし泣き叫んだ沙都子。今回は触れられる寸前に素早く圭一の手をはらいのけました。手が近づいた瞬間、画面に大きく映った冷静そうな沙都子の目にも、なにか意味があるのでしょうか。

他にも、登校してみんなに心配された時の「お腹がすいてますの」等の返しがやけに落ち着いて見えることから、「今回泣き叫んだのは演技では?」と感じた人が多いようです。

これに関連していそうなのが、『ひぐらしのなく頃に業』第8話(綿騙し編 其の四)あたりから囁かれ始めた“沙都子がループしている”説
もし説が事実なら、沙都子は圭一に頭を撫でられるのがわかっており、自分を虐待する鉄平にも何らかの対策を講じていることが考えられます。

また、旧作「祟殺し編」で、沙都子は自分の親が死んだり叔母にいじめられるのは、前にオヤシロ様の腕を壊して逃げたからだと自分を責めていました。
しかし、今回「綿騙し編」ではオヤシロ様の腕が壊れた描写はなし。「罰だから鉄平のいじめにも耐えなければ」という思いが無いのであれば、沙都子自ら鉄平に手を下す可能性も?

そして、ずっとこの世界をループしている梨花がどう出るのかも気になるところ。
泣き叫ぶ沙都子を見る目が何か悟っているように見えたのは、沙都子の演技を見抜いていたのかもしれません。

また、「綿騙し編」で圭一に「もう全て終わっているわ」と本性をあらわにした時のように、今回も担任の知恵先生に対し、沙都子の家の問題を知って「あなたは何ができるの?」と冷めた言い方……。
『ひぐらしのなく頃に業』ではたびたび圭一に惨劇を回避するようなアドバイスをしてきた梨花ちゃんですが、今回は全く動かないのが気になる、という人もいるようです。

次回、鉄平に対して誰か行動を起こすのか?
「祟騙し編 其の参」もお見逃しなく。

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numan編集部

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